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投札、名人・沢渡権蔵(77)に若手が初勝利 「負けました、で終われるのがいい」

2026年(透暦52年)9月29日 (文化部・遠野汀) English

©東亰新報

潮見橋商店街投札会が28日夜に開いた月例例会で、木札投げの競技「投札」の名人・沢渡権蔵さん(77)が、入会2年目の新人・畑中悠(20)に「12枚・9升」対「12枚・11升」で敗れた。沢渡さんが例会で負けるのは約3年ぶりという。畑中さんは「勝てた実感より、負けました、で終われる空気がいいなと思った」と話した。

潮見橋商店街投札会の28日夜の月例例会で、名人・沢渡権蔵さん(77)が新人の畑中悠さん(20)に「12枚・9升」対「12枚・11升」で敗れた。沢渡さんが例会で負けるのは約3年ぶり。畑中さんは今年で入会2年目、稽古は週2回の例会のみだという。

対局を見ていた会の古参会員によると、沢渡さんは終盤まで優勢だったが、最後の3枚で立て続けに升を外した。沢渡さんは取材に「若い者にはいずれ負ける。それが今日だったというだけの話です」と淡々と話し、「負け方が下手だと後が続かない。潔く負けるのも稽古のうちです」と付け加えた。

畑中さんは「名人に勝てたという実感はまだない。むしろ、負けました、で気持ちよく終われる空気があったのがいいなと思った」と振り返った。投札は通年で行われるが本番は冬。潮見橋商店街投札会は例会を毎月開いており、次回は10月中旬の予定。

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