砂町の河岸で小さな櫛、第151系統に 持ち主を探す広告代わりの犬の散歩
砂町の河岸で9日朝、犬の散歩中の男性が拾った櫛状の漂着物1点が、既知150系統のいずれとも同位体比が一致しないため、10日付で暫定第151系統として登録された。歯の間隔が不均一な珍しい形で、用途の手掛かりは今のところない。
砂町の河岸遊歩道で9日午前6時すぎ、犬の散歩中だった会社員男性(47)が、舗装の隙間に挟まっていた櫛状の漂着物を見つけた。長さ約6センチ、黄ばんだ樹脂質で、歯の間隔が端から端まで一定ではなく、太い歯と細い歯が不規則に並ぶ珍しい形をしていたという。男性は「最初は壊れた玩具かと思ったが、歯の並びが変すぎて気になり、念のため近くの交番に届けた」と話した。
警察からの連絡でTDAが回収し、同日中に第三鑑定センターへ搬送。10日の一次分析で、世界線照合データベースに登録済みの既知150系統のいずれとも同位体比が一致しないことが確認され、暫定第151系統として登録された。既報の第150系統(9月18日、深川の児童公園の鈴)からおよそ3週間での登録で、センターによると「2週間に1件程度」の既報のペースに近い。
歯の不規則な並びについて、センター担当者は「髪を梳くための道具なら歯の間隔は揃っているのが普通だが、今回は違う。用途を櫛と決めつけるのは早計かもしれない」と述べ、本鑑定には数カ月を要する見通しを示した。既報の第31系統(三輪車・鍋など生活用品が集まる系統)との関連も含め、現時点では判断を保留している。
犬の散歩を日課にしているという発見者の男性は、「うちの犬が同じ場所で急に立ち止まったのが、実は見つけるきっかけだった。犬の方が先に気づいていたのかもしれない」と笑いながら振り返った。


