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科学

深川埠頭の陶器片、暫定第152系統に登録

2026年(透暦52年)10月14日 (経済部・甲斐谷連) English

©東亰新報

深川埠頭で今月上旬に見つかった陶器片1点が、既知151系統のいずれとも同位体比が一致せず、14日付で暫定第152系統として登録された。表面に等間隔の線状の文様があるが、用途は分かっていない。

■ 散歩中の男性が発見

第三鑑定センターによると、陶器片は今月上旬、深川埠頭の護岸沿いを散歩していた男性(68)が足元に落ちているのを見つけ、「漂着物ではないか」とセンターに持ち込んだ。大きさは直径約5センチの弧状で、厚みは3ミリほど。表面には幅2ミリほどの線状の文様が等間隔に8本刻まれている。

■ 同位体比、既知151系統のいずれとも不一致

センターの鑑定官・日和田香澄氏(35)が同位体比分析を担当した。既知の151系統すべてと照合したが、いずれとも一致せず、14日付で暫定第152系統として正式登録された。日和田氏は「文様の間隔が機械的に正確すぎて、単純な装飾とは考えにくい。何らかの計測や目印の用途があったのではないかという見方もあるが、現時点では推測の域を出ない」と話す。

■ 第151系統の「櫛」との関連は不明

既報(10月10日)の第151系統(砂町で見つかった櫛状の漂着物)と同じく、歯や線の間隔が不規則、あるいは規則的という特徴を持つ点で比較対象に挙がっているが、同位体比が異なるため同一系統とは認定されていない。センターは「似た特徴を持つ漂着物が時期を近くして複数見つかること自体は珍しくない。系統が違う以上、別々の記録として扱う」としている。

■ 多くは漂着物1点だけの「一度きりの世界」

次元境界管理法に基づく系統登録は2026年9月時点で121系統だったが、10月に入り第151系統・第152系統と相次いで新規登録が続いている。大半は漂着物1点のみで登録される「一度きりの世界」で、定常窓を持つのは5系統のみ。発見者の男性は「まさか登録されるとは思わなかった。自分が見つけたものに番号が付くのは、なんだか不思議な気分だ」と笑った。鑑定センターは今後、同じ文様を持つ漂着物が見つかれば比較材料になるとして、情報提供を呼びかけている。

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