『窓の家』総集編、初回放送は平均世帯視聴率18.4% 再放送としては近年で高め
TCTは10日、既報の朝ドラ『窓の家』総集編再放送(10月の毎週末、全5話)について、4日放送の第1話が平均世帯視聴率18.4%だったと発表した。同時間帯の再放送枠としては近年で高めの数字で、来年の放送50周年に向けた機運の高まりをうかがわせる。
■ 18.4%という数字
TCTは10日、既報の朝ドラ『窓の家』総集編再放送(10月の毎週末、全5話)のうち、4日放送の第1話の平均世帯視聴率が18.4%だったと発表した。同局広報は「近年の同時間帯の再放送枠と比べると、明らかに高い数字が出た」とコメントしている。第2話は11日放送予定で、こちらの数字は来週以降の発表となる。
■ 50周年への機運
『窓の家』は1975年の揺らぎ発生を背景に、ある家族の日常を描いた朝ドラで、来年が放送50周年にあたる。既報どおり、総集編はその先行企画として組まれ、主演女優・鷺沼雪乃さん(82、既報)が25日のトークイベントに出演することも既に発表されている。TCT担当者は「数字そのものより、見てくれた人がどんな思いで画面の前に座ったかの方が、局としては気になるところです」と話した。50周年という節目を前に、古い作品をどう見せ直すかという点でも、今回の総集編は局内で注目されていたという。
■ 視聴者の声
深川に住む60代の女性は「子どもの頃、祖母と一緒に見ていた記憶がそのまま戻ってきた。筋を全部覚えているわけではないのに、場面が流れるたびに次のセリフが分かる気がした」と振り返った。一方で、総集編を初めて見たという20代の男性は「1975年当時の街並みが、今とそんなに変わらないように見えるのが不思議だった。揺らぎが起きる前の東亰を映像で見る機会はあまりないので、新鮮だった」と話した。
■ 残る4話
第3話以降は18日・25日・11月1日に放送予定で、25日の放送は鷺沼さんのトークイベントと同日になる。TCTは「反響次第で、放送後の特集コーナーなども検討したい」としている。
■ 再放送という形の意味
小柳ちひろ記者は「新作ドラマなら出演者の最新コメントや新規の話題性で押していけるが、総集編はそうはいかない。見る側の記憶や思い入れに語ってもらうしかない企画だった」と取材を振り返った。今回の数字は、その「思い入れ」が実際にどれだけの規模であったかを示す、めずらしい指標になったとも言える。
■ 社内の受け止め
TCT社内では、この時間帯の再放送枠の平均視聴率が近年おおむね10%台前半で推移してきたといい、18.4%という数字は担当者にとっても「予想を上回る出だし」だったという。局内の編成担当者は「総集編という性質上、新作ドラマほどの話題性は見込めないと考えていたので、正直驚いた。50周年という節目そのものに関心が集まっているのだと思う」と分析した。SNS上でも放送中・放送後に『窓の家』や鷺沼さんの名前への言及が普段より目立って増えたといい、局は視聴者の反応を来週以降の編成判断にも反映させる方針だ。
■ 50周年企画、今後も続く
TCTは既報どおり、来年の放送50周年に向けて今後も関連企画を段階的に発表していく方針を示している。担当者は「総集編とトークイベントはあくまで入り口。本放送50周年にふさわしい形を、年明けにかけて詰めていきたい」と述べ、具体的な内容は明らかにしなかった。



