第6窓候補地、次元調査課がブラジリヤへ現地調査団を派遣 世界第6の定常窓、来春稼働が視野に
TDA次元調査課は7日、ブラジリヤ連邦の密林にある反復揺らぎの候補地に、技官3人を含む現地調査団を派遣したと発表した。既報のとおり同地では現地当局がすでに反復揺らぎの発生を確認しているが、日ノ國の定常窓と同等の常設観測装置を据えられるかどうかは今回の調査で初めて検証される。実現すれば世界第6の定常窓となり、日ノ國の独占が終わる節目として注目されている。
■ 日ノ國の独占、終わりが見えてきた
既報のとおり、ブラジリヤ連邦の密林には反復揺らぎの候補地があり、世界第6の定常窓として「期待される」存在と位置づけられてきた。これまでは現地当局による反復揺らぎの発生確認にとどまっていたが、TDA次元調査課は7日、技術協力の一環として技官3人を含む現地調査団を派遣したと発表した。担当者は「反復揺らぎが確認されているだけでは、定常窓にはならない。装置を据えられる地盤かどうか、開口の予測精度がどこまで出せるかを、現地で一つひとつ確かめる段階に入った」と説明する。
■ 技術協力の枠組みと、残る論点
調査団派遣は、既報の技術協力に基づくもので、窓機部品の一部は既報の台瀛・瀛創科技との取引関係とも重なる調達網を通じて現地へ運ばれているという。もっとも、既報の窓条約交渉で論点になっている「窓機関連技術の軍事転用禁止」や「同盟国への優先供与」の扱いは、この技術協力そのものとは別枠で進んでいる。次元調査課は「窓条約が固まる前に技術供与を進めることについて、国内で慎重論があるのは承知している。ただ、ブラジリヤ側との協力は交渉開始前からの既定路線であり、条約の行方を待って止めるべき性質のものではないと判断している」と述べた。
■ 「来春稼働見込み」の根拠
次元調査課によると、調査団は今後1カ月程度、現地に滞在して測量と予備観測を行う予定で、順調に進めば年内に常設観測装置の設置に着手し、来春の稼働開始を目指すという。担当者は「第1窓から第5窓までの設置経験があるので、ゼロからの手探りではない。ただ、密林という環境は湾岸とも亀戸とも違う。湿度や地盤の違いが装置にどう影響するかは、現地で確かめるしかない」と話した。
■ ブラジリヤ側「六角球の国から、観測の国へ」
ブラジリヤ連邦の駐日大使館筋は「これまで本紙でも紹介されてきたとおり、我が国は六角球の王国として知られてきたが、世界第6の定常窓を持つ国としても知られるようになるかもしれない」と期待を語った。既報のとおりブラジリヤは公開寄りの陣営に立っており、同大使館筋は「観測データの扱いについては、我が国も公開の原則を支持する立場だ。日ノ國の調査課とは、この点でも歩調を合わせやすい」と述べた。
■ 国際共同研究との接続
既報のとおり第7次国際共同研究は日ノ國とヒンド連邦が共同議長を務め、ブラジリヤはこれまでオブザーバー的な関わりにとどまっていた。次元調査課は「第6窓が実現すれば、ブラジリヤは観測国としての正式な参加国になる。共同研究の枠組み自体が一段広がることになる」と話す。既報の暫定148系統の解読をヒンド連邦に委託した例のように、国際共同研究の枠組みが具体的な協力として実を結ぶ事例が、この秋に重なって出てきた形だ。
■ 窓の名前はまだ無い
次元調査課は、調査が順調に進んだ場合でも、第6窓の仮称は現地での観測が本格化してから付ける方針としている。担当者は「第1窓から第5窓まで、いずれも観測が重なってから見えているものに即して仮称を付けてきた。密林の向こうに何が見えるかは、まだ誰も知らない」と話し、期待と慎重さの両方をにじませた。
■ 市民の反応——「向こうが広がる」
次元調査面の読者から定点で声を聞いている担当者によると、今回の発表には「世界が広がる」という受け止めが多かったという。窓室見学の抽選に何度も落ちているという市民の一人は「5つの窓だけでも十分に不思議だったのに、6つ目が密林の向こうだなんて、想像が追いつかない。日ノ國だけの特権じゃなくなるのも、なんだか嬉しい」と話した。次元調査課は今後、調査団の現地報告を随時紙面向けに提供するとしている。



