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深川の氏族合同秋祭り、他地区から問い合わせ相次ぐ 来年は亀戸の狐系にも声

2026年(透暦52年)10月8日 (社会部・汐入梨花) English

©東亰新報

既報の深川の氏族合同秋祭り(3日、犬系・熊系の自治会が共催、来場約1200人)を受け、他地区の自治会から開催方法を尋ねる問い合わせが相次いでいることが8日、分かった。共同実行委員の瀧浪悠人さん(26)・柊木環さん(29)は、来年は亀戸の狐系自治会にも声をかける方針を明らかにした。

■ 「見せ合う」構成に反応

既報のとおり、深川の犬系自治会と熊系自治会は3日、初めての合同秋祭りを河川敷で開催した。太鼓の打ち方や屋台の献立の違いを隠さずに「見せ合う」構成が、来場者数(約1200人、例年の単独開催合計を上回る)だけでなく、祭りを運営する側の注目も集めた格好だ。共同実行委員を務めた瀧浪悠人さん(港湾警備会社勤務、犬系二世)は「開催後の1週間で、よその地区の自治会さんから『どう段取りを組んだのか』という電話が4件来た。こんなに反応があるとは思わなかった」と話す。

■ 問い合わせの内容

汐入梨花記者が確認したところ、問い合わせの多くは「別々の氏族の祭りを一つの会場でどう運営したか」「太鼓の打ち方の違いをどう見せ合う構成にしたか」といった実務的な内容だったという。熊系自治会の柊木環さん(山手の料理人の家系出身)は「うちは屋台の献立を競うのではなく、並べて見せる形にした。そこを一番聞かれる」と話す。

■ 来年は亀戸の狐系にも

瀧浪さん・柊木さんは8日、来年は亀戸の狐系自治会にも合同開催への参加を呼びかける方針を明らかにした。狐系は既報のとおり商家の家系が多く、屋台と縁日の担い手として知られる。柊木さんは「狐系さんが入ってくれれば、屋台の賑わいはもう一段上がるはず。まずは今年のうちに、ご挨拶に伺いたい」と話した。亀戸の狐系自治会の代表は本紙の取材に「まだ正式な打診は受けていないが、話が来れば前向きに検討したい」とコメントしている。

■ 氏族間交流、新しい形

氏族ごとの言葉の訛りや祭り、墓の作り方、料理の違いは、これまで個々の氏族を紹介する形で語られることが多かったが、今回のような合同行事は、氏族どうしの交流そのものを前面に出せる新しい形だといえる。瀧浪さんは「対立の話じゃなくて、仲良くなっていく話も、たまには書いてほしい」と笑った。

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