鐘方式、本運用開始 防災無線に組み込み
収容施設時代に由来する揺らぎ警報の伝達法「鐘方式」が1日、湾岸3地区の防災無線に正式に組み込まれ、本運用が始まった。9月3日の試験放送を経ての実施で、信号の意味は一打=注意・二打=警戒・三打=避難。
TDAと市は1日、既報(9/3)の試験放送を経て、「鐘方式」を潮見・深川・砂町の湾岸3地区の防災無線に正式に組み込み、本運用を開始した。音源は漂着物資料館所蔵の収容所の鐘の録音をそのまま使用し、信号の意味は一打=注意・二打=警戒・三打=避難で変わらない。
試験放送時に課題とされた「高層内廊下で聞こえない」問題への対応として、該当する集合住宅には屋内スピーカーの追加設置を進めており、1日時点で対象の7割が完了。残る3割は10月中の完了を見込む。市は説明カードの全戸配布と、小中学校での防災教育への追加も既報どおり実施済みとしている。
市民協働課の担当者は「試験と違い、今日からは実際の警報として鳴る。音を知らない世代にも、まず『鳴ったら注意』を覚えてもらうところから始めたい」と話した。鐘を知る世代にとっては半世紀ぶりの実用復帰となる。
