瑠海先行派遣、受け入れ担当に鑑定官・蓑輪誠一氏 予備調査協会も研修に協力
第三鑑定センターは9日、既報の瑠海王国との鑑定人材先行派遣(11月10日ごろから3週間)について、日ノ國側の受け入れ担当者を主任鑑定官・蓑輪誠一氏(48)に内定したと発表した。既報の予備調査協会(会長・露木要氏)も研修内容の一部を担当することが決まり、正式な派遣メンバーの確定へ向けた体制が一歩進んだ。瑠海側の窓口は拾い上げ庁次官マノン・ケイレア氏が継続して務める。
■ 「受け入れ担当者は未定」から一歩
既報どおり、10月2日時点では第三鑑定センター側の受け入れ担当者は未定とされていた。センターは9日、主任鑑定官・蓑輪誠一氏(48)をこの役に内定したと発表した。蓑輪氏は漂着物の本鑑定を長く担当してきた技官で、既報の第5窓窓漂着物を扱う「窓班」の立ち上げにも関わった経歴を持つ。センター担当者は「陸の鑑定と窓漂着物の鑑定は手続きが異なる。両方を知る人間を窓口にしたいと考えた」と説明した。
■ 蓑輪氏「まず見てもらうことから」
蓑輪氏は発表にあわせたコメントで「鑑定という仕事の積み重ね方を、言葉より先に見てもらう3週間にしたい。瑠海の皆さんが長く培ってきた回収の技術からも、こちらが学べることは多いはずだ」と述べた。既報のマノン次官の「鑑定は、技術である前に態度だと思っています」という言葉を踏まえ、「態度から始める、という点では、こちらも同じ考えでいたい」とも語った。
■ 予備調査協会も一部を担当
既報どおり協力の可能性が取材で示されていた予備調査協会(会長・露木要氏、47社加盟)について、センターは9日、研修日程のうち民間の予備調査現場の見学1日分を協会が担当することが決まったと明らかにした。露木氏は「鑑定の代わりではなく、鑑定までの待合室です、という自主三原則を、瑠海の方々にもそのまま見てもらうだけだ」とコメントした。
■ 正式な派遣メンバーは中旬に
今回内定したのは受け入れ担当者と研修の一部枠組みであり、既報どおり実際に渡航する派遣メンバー(技官2人)の氏名・所属の確定は10月中旬を見込むという点に変更はない。瑠海側の団長は既報のとおりマノン・ケイレア拾い上げ庁次官が継続して務める。
■ カイエ3世来訪への流れの中で
この日の発表は、既報の窓条約交渉(ノルディア連合議長来亰は7日に終了)をめぐる国内論議とは距離を置いた動きとして報じられた。与党内「観測を拓く会」(呼びかけ人・三宅奏太衆院議員)関係者は「対立の多い秋に、こうして一つずつ具体化していく話があるのはいい」と歓迎する一方、外務省内には既報どおり「瑠海優遇」と見られることへの慎重論が引き続きあるという。既報の国賓来訪(10月19〜22日)まで10日あまりとなり、外交筋は「現場同士の顔合わせの輪郭が、少しずつ埋まってきた」と話す。








