速報
← トップへ戻る

スポーツ

忍競「夜長杯」エントリー発表、霧生伊織は3連覇へ 組合にブリタンから史上初の参戦希望

2026年(透暦52年)10月7日 (文化部・遠野汀) English

©東亰新報

監視業組合は7日、11月開催の忍競「夜長杯」の出場エントリーを発表した。既報の2連覇中の霧生伊織選手(29)が3連覇へ名を連ねる一方、組合には今回、ブリタンの潜行監視員団体を名乗る人物から初めての参戦希望が届いていることも明らかになった。審査はまだ始まっておらず、海外選手の参加が実現するかどうかは未定という。

■ 「聞こえないのが仕事」の選手が、また名を連ねる

忍競は、気配検知器の反応回数を速さと静けさの合成点で競う夜間の障害走で、既報のとおり「夜長杯」は11月開催、「短夜杯」は6月開催と季節で分かれている。監視業組合が7日発表したエントリーには、既報の潜行監視員・霧生伊織選手(29、伊賀系)の名前が、2連覇中の肩書きのまま載った。霧生選手は「聞こえないのが仕事です、とは言っても、competitionの場では聞こえてしまう側の気配も拾わないといけない。3連覇という数字より、今年もいつもの夜のコースを走れることのほうが嬉しい」と話した。

■ ブリタンから初の問い合わせ

組合によると、今回のエントリー受付期間中、ブリタンの潜行監視業に相当する団体を名乗る人物から、観戦ではなく選手としての参戦を希望する問い合わせが初めて届いたという。組合広報担当者は「海外からの見学申し込みはこれまでも全部断ってきたが、選手としての参加希望は今回が初めてだ。既報のとおり『ニンジャ』として海外で有名になっている以上、こういう申し出が来るのは時間の問題だったのかもしれない」と話した。

■ 審査は未着手、実現は未定

組合は、参戦希望者の技能や資格をどう審査するかという規程自体が現時点で存在しないとして、「今回の夜長杯に間に合わせて何かを決めるつもりはない。拙速に受け入れるのも、無条件に断るのも、どちらも組合の流儀に合わない」との立場を示した。既報の連載計画でも触れられてきた「初の海外選手参加」の可能性について、組合長・甲賀総一郎氏(64)は「忍者と呼ぶなと言いながら、取材には必ず応じる、というのが私のやり方だが、今回は即答できる話ではない。来年の短夜杯までに何か決められればと思っている」と述べ、11月の夜長杯での実現には慎重な見通しを示した。

■ 国内選手の反応

既報のとおり霧生選手と並ぶ出場常連の一人は「海外選手が本当に来るなら、気配の消し方の文化そのものが違うだろうから、見てみたい気持ちはある。ただ、今年はまず自分の走りに集中する」と話した。学生時代から忍競を見てきたという観戦ファンの一人は「ルールを解説しないまま毎年結果だけ出るのがこの競技の良さなのに、国際化すると説明が増えてしまうのでは、という心配もある」と、変化への戸惑いも口にした。

■ 今後

組合は、ブリタン側からの参戦希望について、まずは書面でのやり取りを続ける方針。11月の夜長杯自体は既報どおり国内選手のみで開催される見通しで、審査規程の検討は来年の短夜杯に向けて進められるという。

広告

湾岸テレビ、10月「岸辺セブン特集」放送へ。

配信ランキング首位獲得を記念した特別編成。

関連記事

  • 深層

    旧第二湾岸信号所、霧笛が1カ月ぶりに 夜間巡回中の潜行監視員が確認

    廃止された旧第二湾岸信号所の周辺で、低い霧笛のような音が聞こえる現象について、5日深夜に夜間巡回中の潜行監視員が約1カ月ぶりにこれを確認した。前回の確認は8月31日で、以後は目立った報告がなかった。信号所は1983年に廃止され、現存する警報設備はない。TDAは「音源・原因とも特定できていない」としている。

  • スポーツ

    士道剣技「秋の五番勝負」開幕、水無瀬弦が初陣白星 機巧祭は常磐堂が初入賞

    刀士の都市対抗戦「秋の五番勝負」が3日、亀戸武道館で開幕した。都市対抗デビューとなった水無瀬流の水無瀬弦(22)が初戦を白星で飾り、東亰刀士会は北都刀士会(氷室流)を3対2で下した。あすと公言していた鹿目流当主・鹿目千歳(41)は「出ない」としていた大将戦に結局出場し、抜刀せず一本を決めた。同日4日には機巧走の年間最大行事「機巧祭」が京橋本社ビルで開かれ、永代預かり業・常磐堂の預かりロボット「四号」と人間パートナー・沖田大和(24)が過去2回の中位から一転、4年目で初の入賞を果たした。