士道剣技「秋の五番勝負」開幕、水無瀬弦が初陣白星 機巧祭は常磐堂が初入賞
刀士の都市対抗戦「秋の五番勝負」が3日、亀戸武道館で開幕した。都市対抗デビューとなった水無瀬流の水無瀬弦(22)が初戦を白星で飾り、東亰刀士会は北都刀士会(氷室流)を3対2で下した。あすと公言していた鹿目流当主・鹿目千歳(41)は「出ない」としていた大将戦に結局出場し、抜刀せず一本を決めた。同日4日には機巧走の年間最大行事「機巧祭」が京橋本社ビルで開かれ、永代預かり業・常磐堂の預かりロボット「四号」と人間パートナー・沖田大和(24)が過去2回の中位から一転、4年目で初の入賞を果たした。
■ 亀戸武道館、満席の初日
刀士の都市対抗戦「秋の五番勝負」が3日、亀戸の第三鑑定センターにほど近い亀戸武道館で開幕した。既報のとおり学生観戦チケットの半額措置が効いたといい、客席はほぼ満席。初戦の東亰対北都は、都市対抗デビューとなる水無瀬流の若手・水無瀬弦(22)の一本目から始まった。既報のとおり排除措置の同行経験がまだない水無瀬は、開始直後は硬さが見えたものの、終盤に見切りを一つ取って勝ちを収めた。試合後、水無瀬は「稽古場での一対一と、審判が3人座っている中での一対一は、同じ動きでも重さが違った。それでも、最初の一本を取れたことで、ようやく息ができた」と振り返った。
■ 「出ない」と言っていた大将戦
五番勝負は東亰3勝・北都2勝で東亰刀士会が制した。最大の話題は大将戦だった。既報のコラム「抜かない刀」で「あす開幕する大会には出ない」と公言していた鹿目流当主・鹿目千歳(41)は、直前になって大将の欠場が決まった若手の代役として結局出場した。北都の選手を相手に、鹿目は抜刀することなく見切り二本を先取して一本勝ちを収めた。「出ない、と書いたそばから出ることになって、読んでくれた方には申し訳ない気持ちです」と苦笑しつつ、「抜かずに勝てたのは、意地でもそうしたかったからというより、単にその必要がなかっただけです」と述べ、既報どおりの口癖「刀は、抜かなかった回数で評価してください」をこの日も繰り返した。北都刀士会(氷室流)の主将は「鹿目さんが出ないと聞いて、正直どこかで気が緩んだ部分はあったと思う。それも含めての負けです」と話した。
■ 次節は来週末、京橋で
次節は来週末、京橋の水無瀬流本拠地で予定されている。日ノ國刀士会長・蒲生総一(66)は「初日からいい緊張感のある試合が見られた。量より質、という方針に恥じない大会にしたい」とコメントした。
■ 機巧祭、常磐堂「四号」が初の入賞
一夜明けた4日午前、機巧走の年間最大行事「機巧祭」が京橋本社ビルの特設コースで開かれた。既報のとおり200組超のエントリーの中、京橋の共生ロボット永代預かり業・常磐堂は、預かり中のロボット「四号」(非ヒト型・倉庫内搬送用)と、人間パートナーで今年入社の従業員・沖田大和(24)の組で4年連続の出場を果たした。過去2回は中位にとどまっていたが、今回は障害区間での「介助」回数を2回に抑える安定した走りを見せ、参加約210組中7位に入り、チーム結成以来初めての入賞を果たした。沖田は「四号が今日はいつもより落ち着いて見えた。こちらが焦ると伝わる、というのは本当だと思う」と話し、常磐堂当主・常磐徳三(67)は「預かりの身のまま表彰台に近づけたのは、うちにとっても嬉しい一歩です」と述べた。既報のロボ法制審の議論が続くなか、四号のような「非ヒト型・改造は規制の範囲内」の個体が競技で結果を出したことは、公聴会筋の一部からも注目されているという。
■ 六角球は第6節へ
六角球は、既報の第5節「湾岸ダービー」での東亰ヘクスの今季初黒星を受け、リーグ広報が3日、第6節の組み合わせを発表した。首位ヘクスは尾張との対戦、深川ペリカンズは浪速シックスと対戦する日程で、来週末に行われる。









