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篠宮ひかりさんと九条蓮さんが結婚 「窓の家」共演から2年、会見で「尾は隠しません」

2026年(透暦52年)9月7日 (文化部・芸能・小柳ちひろ) English

©東亰新報

女優の篠宮ひかりさん(27)と俳優の九条蓮さん(34)が7日、東亰市内で記者会見を開き、結婚を発表した。2人は東亰中央テレビの朝の連続ドラマ「窓の家」で共演。漂着記念日に合わせた発表で、篠宮さんは「式は来春、岸浜公園の近くで。尾は隠しません」と笑顔で話した。

会見は7日午後3時、京橋のホテルで開かれた。篠宮さんは薄い青のワンピース、九条さんは黒のスーツ。2人が並んで婚姻届を掲げると、会場から拍手が起きた。

「きょうは漂着記念日です。私の祖母は一世で、きょう岸浜公園の式典に出ています。祖母が来た日に発表したかった」と篠宮さんが切り出すと、隣の九条さんは黙ってうなずいた。会見で九条さんが話したのは、通算で4文だった。

■「窓の家」の2人

2人の出会いは2024年、東亰中央テレビ(TCT)の朝の連続ドラマ「窓の家」の現場だった。1975年の東亰・深川で、漂着した一家を受け入れる町工場の家族を描いた作品で、篠宮さんは漂着一世の娘役、九条さんは町工場の跡取り役。放送当時の平均視聴率は18.4%で、TCTの朝ドラでは過去10年で最高だった。

「現場では、蓮さんはほとんど喋らなかったんです。台本以外の言葉を最初に聞いたのは、撮影が始まって3カ月目。『今日の弁当、うまかったね』でした」と篠宮さん。会場が笑いに包まれると、九条さんが「事実です」と短く言い、さらに笑いが広がった。

九条さんは映画「九霧」(2023年、星霧ピクチャーズ)で透暦賞主演男優賞。寡黙な演技と、舞台挨拶が極端に短いことで知られる。この日の会見でも、記者から「プロポーズの言葉は」と問われ、「言いました」とだけ答えた。篠宮さんが「『来年の記念日、一緒に出よう』でした。それがプロポーズだと気づくのに3日かかりました」と補足した。

■「尾は隠しません」

篠宮さんは漂着ハーフで、獣徴は耳と尾。デビュー当初は尾を衣装で隠すことが多かったが、「窓の家」以降は隠さない方針を貫いている。「祖母が来た日に、隠すものは何もない。式でも隠しません。ドレスは尾の出るところを、いま考えてもらっています」

会見には、篠宮さんの所属事務所の社長のほか、ドラマで共演した柳亭岸八さん(68)が駆けつけた。岸八さんは劇中で篠宮さんの祖父役。「わしの孫が嫁に行く。落語では祝儀の噺は短くやるもんじゃ」と言って、本当に30秒で祝辞を終え、会場を沸かせた。

■式は来春、「岸浜公園の近く」

結婚式は来春、岸浜公園近くの会場で行う予定。篠宮さんは「漂着記念日の式典が終わったあとの公園で、祖母の世代の人たちに見てもらえる場所を探しています」と話した。2人は当面、それぞれの仕事を続ける。篠宮さんは10月から灯火アニメーションの劇場作品で声の出演が決まっており、九条さんは京橋映画の新作の撮影に入る。

会見の最後、篠宮さんが「一言だけ」と九条さんを促した。九条さんはマイクに向かい、少し考えてから言った。「よろしくお願いします」。会見は32分で終わった。九条さんの発言としては、過去最長だという。

■SNSでは祝福の声

発表後、SNSでは「窓の家」の名場面が相次いで投稿され、「#窓の家のふたり」が夕方まで投稿数1位だった。TCTは「窓の家」の総集編を10月に再放送すると発表。岸浜公園から式典帰りの人々も、携帯電話で会見の映像を見ながら「きょうはいい日だ」と話していた。

■同世代の芸能人からも

会見後、アイドルグループ「岸辺セブン」のセンター、岸柳ノアさん(20)が事務所を通じてコメントを出した。「ひかりさんは、尾を隠さずにテレビに出た最初の女優さん。私たちが尾を出してステージに立てるのは、ひかりさんのおかげです。おめでとうございます」。歌手の白瀬ユキさん(31)は「式で歌わせてもらえるなら『岸の子守唄』を。きょうの式典で初めて人前で歌われた曲を、来春、もう一度」とSNSに投稿した。

篠宮さんの所属事務所によると、会見の映像は配信「ミナト」で同日中に120万回再生された。同事務所は「本人たちの希望で、結婚後も芸名は変えない。仕事は今まで通り」としている。

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