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次元調査

深川北小の児童十数人、同じ知らない街の夢 第1窓の景色と細部一致

2026年(透暦52年)10月13日 (科学部・次元調査・戸田輪) English

©東亰新報

深川北小学校4年1組の児童14人が今月初めから「同じ知らない街の夢を見た」と相次いで訴え、図工の授業で描いた絵を担任が比べたところ、石段と灯りの並び方など複数の細部が一致していた。学校からの相談を受けたTDA次元調査課が第1窓「灯しの街」の観測記録と照合し、13日、絵の中の一枚が窓の特定の区画と細部まで一致することを確認したと発表した。

■ 「みんな同じ夢を見た」

深川北小学校4年1組で今月2日ごろから、複数の児童が「同じ夢を見た」と担任の近藤美月教諭(34)に相次いで話し始めた。内容は「石造りの坂道に灯りがたくさん並んでいる知らない街」というもので、最初に話したのは1人だったが、1週間ほどで「自分も見た」という児童が14人に増えた。近藤教諭は「学級でよくある伝染性の思い込みかと思い、最初は深く取り合わなかった」と振り返る。

9日の図工の授業で「夢で見た景色」を自由画のテーマにしたところ、14人の児童が独立して描いた絵のうち9枚に、坂道・石段・連なる灯りという共通の要素が現れた。近藤教諭が9枚を並べて初めて違和感を覚え、「構図はそれぞれ違うのに、灯りの支柱の形や、階段の途中にある折れ目の位置まで似ている絵が複数あった」として、学校を通じてTDAに相談した。

■ 窓の記録と照合、1枚が特定区画と一致

TDA次元調査課は12日、提供された9枚の絵と第1窓「灯しの街」の観測記録(2024年3月稼働以来の映像・静止画の蓄積)を照合した。担当技官の柚木透(ゆずき・とおる、兎系二世・31)は「最初はよくある石造りの都市景観への連想だろうと考えていた」と話す。しかし13日の再照合で、児童の1人が描いた絵の中の、灯りの柱が3本ごとに1本だけ高さが違うという特徴的な配置が、第1窓の過去の観測記録にある特定の坂道区画と一致することを確認した。この区画の映像は見学者向けの一般公開や刊行物には使われておらず、調査課内部の記録にのみ存在するという。

柚木技官は「児童が何らかの経路でこの区画の映像に接していた可能性は、現時点で確認できる限りでは排除できないが、確認もできていない。夢という形で何かが伝わったと断定するのは時期尚早だ」と慎重な言い方を崩さなかった。次元調査課は「向こうがこちらを認識している証拠はない」という従来見解の対象外の事例として扱い、断定はしないとしている。既報の第5窓での「気づいている兆候」の見解修正とは別枠であることも強調した。

■ 担任「怖がらせたくはなかった」

近藤教諭は児童への聞き取りの際、「怖い夢だったか」を必ず確認したという。「全員が『怖くはなかった、きれいな夢だった』と答えたので、それ以上は追及せず、絵の提出だけ任意にした」と話す。学校側は保護者向けの説明会を16日に開き、TDAの担当者も同席する予定。近藤教諭は「子どもたちの日常を乱さないことを一番に考えたい」と語った。

絵を描いた児童の一人(10)は「夢の中で灯りが揺れていて、誰かがその下を歩いていた気がしたけど、顔は見えなかった」と話した。別の児童(9)は「怖くなかった。もう一回見てみたい」と笑った。

■ 戸田輪記者の視点

窓室のガラス越しに見るものにも、小学校の教室の机の上にも、同じ坂道が現れた。偶然か、何かのかすかな漏れか——調査課は結論を急がない構えだが、担当技官が「排除できない」と言葉を選んだ瞬間に、この世界の広さを改めて思った。分からないことを分からないままにしておく勇気も、報道の仕事のうちだと感じている。

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