第1窓、21日のカイエ3世見学に備え公開区画を点検 午後の一般見学は休止
次元調査課は18日、21日に予定されるカイエ3世(瑠海王国)の第1窓「灯しの街」見学(既報)に備え、東亰刀士会・潜行監視員と合同で一般公開区画の点検と警備配置の確認を行った。21日は見学路の一部を国賓対応に使うため、午後の一般見学の受け入れを休止することも決まった。
■ 公開区画のみ、既報どおりの線引き
既報(16日)のとおり、カイエ3世の第1窓見学は一般公開区画に限られ、非公開の観測区画には立ち入らない方針が改めて確認された。18日の点検では、柚木透技官が立ち会い、観覧窓の手前にある見学路の幅や段差、照明の明るさなどを、国賓を迎える人数と動線に合わせて再確認した。「見学してもらうことと、向こう側を調べることは別の仕事。見学が調査に影響しないようにする」という次元調査課の方針(既報)に変わりはないという。
■ 午後の一般見学は休止、午前のみ受け入れ
第1窓の一般見学は通常、抽選で選ばれた市民が1日80人まで見学できる(既報)。21日については、国賓対応のため見学路の一部を長時間使うことから、午前の抽選分のみ受け入れ、午後は休止することが18日に決まった。次元調査課の担当者は「抽選に当たった方には申し訳ないが、来年以降も見学は続く機会。今回は1日だけのご不便として理解してもらいたい」と説明した。午後の抽選に当たっていた市民には、21日中に別日程への振替案内が送られる予定。
■ 刀士・監視員、動線を分けて配置
警備は既報どおり東亰刀士会と潜行監視員が担う。18日の確認では、式典関係者の経路と一般見学路が交差しないよう、刀士が見学路の入口と観覧窓の前に、監視員が周辺の通路と裏手の管理区画にそれぞれ配置されることが固まった。合同訓練の経験がある刀士会・監視業組合の担当者は「昼と夜の分業そのままで、今回は昼の時間帯に両方が立つ、やや珍しい配置になる」と話した。
■ 倫理論争の芽、灯窓茶房にも軽い影響
既報の「見学の商業化」をめぐる議論(12-紙面テコ入れ方針で触れられてきた論点)に関連し、灯窓茶房には21日の午後休止を受けた問い合わせも入っているという。店主は「国賓の方が見にいらっしゃるのは名誉なことだと思うので、こちらは静かに営業するだけ」と話し、便乗した商品展開などは控える方針を示した。次元調査課が検討中の窓グッズ許諾ガイドラインの議論には、今回の件は直接関係しないとしている。
■ 窓番たちの、ふだんどおりの夜
点検に先立つ18日未明、窓番の夜勤に立ち会った際、担当者の一人は「国賓が来るからといって、こちらの仕事が変わるわけではない。湯呑みの位置も、記録の書き方も、いつもと同じでいい」と話していた。21日の見学時間帯にも、通常どおりの観測記録は続けられる方針で、国賓来訪という特別な一日の裏側で、窓室の時間は静かに流れ続ける。
■ 「向こうが気づいている証拠はない」、見解に変更なし
次元調査課は、21日の見学そのものが窓の向こうの反応に影響するかどうかについて「現時点で第1窓に関する従来の見解——向こうがこちらを認識している証拠はない——を変える材料は無い」と説明した。既報の第5窓・第3窓で確認されている「気づいている兆候」とは別枠の、純粋な見学行事として扱う方針。開口の時間帯が見学時間と重なるかどうかは当日まで分からず、重ならない場合は観覧窓越しに静止した石造りの街並みを見ることになる可能性もあるという。





