深川漂着物、学術データを一部公開 刻印の拡大画像と同位体比
第三鑑定センターは2日、9月29日に開封した深川の漂着容器について、学術データの一部を公開した。容器内側の刻印の拡大画像と同位体比の測定値が含まれるが、暫定148系統の金属柱との関連、液面が傾きに追従しない現象の原因とも、依然として未解明のままとしている。
第三鑑定センターは2日、既報(9月29日開封)の深川漂着容器について、予告どおり学術データの一部を公開した。公開されたのは容器内側の刻印を拡大撮影した画像と、液体・容器双方の同位体比の測定値。刻印については、暫定148系統の金属柱の記号と「線の運び方に共通する部分がある」とする既報の所見を改めて確認したが、センターは「形が似ている、以上のことは言えない」との慎重な立場を崩していない。
液面が傾きに追従しない現象については、今回の公開データでも原因を説明する材料は示されなかった。残る2点の保管継続容器は今回の開封とは無関係で、学術論文としての取りまとめは追って学会発表の形で行われる予定。センターは「分かったことより、分からないことの輪郭がはっきりした公開になった」とコメントしている。


