観測関連株、週明けの取引で東亰精密光学が続伸 碧海諸島向け試算に買い反応
19日の東亰証券市場で、観測関連株の一角である東亰精密光学の株価が取引開始直後から上昇した。既報(18日)の碧海諸島向け観測機器の価格試算着手が好感されたとみられる。同日はカイエ3世(瑠海王国)の東亰到着(既報)と重なり、市場関係者は瑠海海域帯での足場拡大への期待も株価を支えたと分析している。
■ 休場明け、開始直後に買い先行
18日が休場日だったため、既報の碧海諸島向け観測機器の価格試算着手の発表に対する市場の反応は、19日の取引開始を待つ形になっていた。東亰証券市場が開くと、東亰精密光学には開始直後から買いが先行し、前週末比で上昇して始まった。既報(17日)のとおり同社株は窓条約の暫定合意を受けた観測関連株の週間続伸の一角を占めており、今回の上昇はその流れを引き継いだ格好となった。
■ アナリスト「規模は小さいが、方向性を評価」
証券会社のアナリストは「碧海諸島向けの商談自体は規模が小さく、業績への影響は限定的」としつつ、「瑠海王国に続いて同じ海域帯の国から打診が来たという事実そのものが、観測機器輸出の裾野が広がっている証拠として評価された」と分析した。既報どおり碧海諸島は真珠と海藻の養殖を主産業とする小国で、観測機器の供与規模は瑠海向けの技官派遣と比べてかなり小さいとされる。
■ カイエ3世来訪も相場の話題に
19日はカイエ3世の東亰到着(既報)の日でもあった。市場関係者の一人は「来訪そのものが株価に直接影響するものではないが、瑠海との関係が次の段階に進むという期待感が、観測関連セクター全体の地合いを支えている面はあると思う」と話した。20日に予定される鑑定協力協定拡大の署名式を受け、関連銘柄への関心がさらに高まる可能性もあるとの見方も出ている。
■ 星洲のTDI先物にも波及
既報の東亰漂着物指数(TDI)先物にも軽い買いが入ったという。星洲の取引所関係者は「瑠海・碧海諸島という海域帯全体への関心の高まりが、先物市場にも薄く伝わっている」とコメントした。一方、既報の窓条約「非公開の付属書」疑惑など、国際交渉面での不透明要素は依然残っており、アナリストは「材料が一本調子で良いわけではない。週後半の署名式の結果次第で、反応は変わりうる」と慎重な見方も付け加えた。
■ 碧海諸島、試算の具体化はまだ先
既報どおり、東亰精密光学の試算は11月以降にようやく初期案がまとまる見通しで、今回の株価の動きは実需より期待先行の面が強い。同社広報は「数字としてはまだ何も決まっていない段階。市場の反応は、こちらとしても今後の交渉への励みにしたい」と述べた。
■ 他の観測関連銘柄にも波及
東亰精密光学だけでなく、既報の窓機部品の分業先である台瀛の関連株にも軽い買いが入ったという。証券会社の別のアナリストは「瑠海・碧海諸島という海域帯全体の商談が広がるとなれば、部品を分業する側にも恩恵が及ぶという見立てが働いている」と話した。一方、玄洲系部材メーカー・瀛創科技との契約交渉(既報16日の検収基準合意)の進捗が10月末に控えており、「今週は瑠海・碧海諸島、来週は玄洲側の契約交渉と、観測関連セクターの話題が途切れない」との声も出ている。
■ 20日の署名式が次の節目
19日の取引を終えた時点で、東亰精密光学の株価は前週末比でさらに値を伸ばした。市場関係者は「20日の鑑定協力協定拡大の署名式で、具体的な協力内容がどこまで明らかになるかが、今週後半の相場を左右する」と口をそろえており、週明け一日だけで判断を下すのは早いとの慎重な見方も根強い。





