六角球第4節、無敗対決を東亰ヘクスが制す 尾張に初黒星 深川は今季初勝利
六角球リーグ第4節が26日夜、行われた。湾岸アリーナでは開幕3連勝同士の東亰ヘクスと尾張が対戦し、東亰ヘクスが8-6(3角)で制して開幕4連勝、尾張に今季初黒星をつけた。同日、深川ペリカンズは北都を5-2(1角)で下し、今季初勝利を挙げた。
■ 無敗同士の直接対決、東亰ヘクスに軍配
六角球リーグ第4節が26日夜、湾岸アリーナで行われた。既報のとおり開幕から3連勝を続けていた東亰ヘクスと尾張が今節で初めて対戦し、東亰ヘクスが8-6(3角)で勝利、開幕4連勝で単独首位に立った。尾張にとっては開幕からの連勝が3で止まり、今季初黒星となった。
■ 岸浦律、4試合連続の複数辺
東亰ヘクスのエース・岸浦律(24、漂着三世)は既報の開幕戦2辺・第2節2辺・第3節3辺に続き、今節はさらに数字を伸ばして4辺を記録、4試合連続の複数辺とした。試合後、岸浦は「向こうも無敗のチームだったので、今季いちばん削り合いになった。最後の1辺は運もあったと思う」と振り返り、既報の尾のルール改正論議には「今節も判定で揉めることはなかった」とだけ触れた。
■ 尾張の韓洋出身選手、黒星でも3辺
尾張は既報のとおり開幕戦から複数辺を挙げ続けてきた韓洋出身選手が今節も3辺を記録したが、チーム全体としては初黒星を喫した。試合後、同選手は通訳を介して「相手の辺までの距離感の詰め方が、これまで対戦した中でいちばん速かった。負けは負けとして、次までにもう一段上げる」と話した。尾張の監督は「壁上競走の本拠地無敗は守り切ったが、六角球では守り切れなかった。ただ、選手の出来自体は悪くなかった」とコメントした。
■ 深川ペリカンズ、今季初勝利
同日、深川ペリカンズは北都と対戦し5-2(1角)で勝利、既報の第2節・浪速シックスとの5-5(2角)の引き分けに続く今季2試合目で初めての白星を挙げた。北都は今節も敗れ、開幕から4試合で未勝利が続いている。深川ペリカンズの主将は「引き分けの手応えを、ようやく勝ちの形にできた」と話し、「来月の東亰ヘクスとの一戦(既報の「湾岸ダービー」)までに、もう一つ上げていきたい」と続けた。北都の主将は「今節はリードする時間もあったが、終盤の辺の取り方で及ばなかった。積み上げていくしかない」と述べた。
■ 序盤は尾張がリード、後半に東亰ヘクスが逆転
試合の展開は前半、既報の韓洋出身選手を中心に尾張がリードする時間が長く、前半終了時点では3-5(1角)と尾張が2点差をつけていた。流れが変わったのは後半開始直後で、岸浦が立て続けに2辺を挙げて同点に追いつくと、東亰ヘクスの控え選手も終盤にかけて着実に辺を重ね、最終スコアの8-6(3角)にまでこぎつけた。尾張の監督は「前半の入りは今季一番良かっただけに、後半の失速が悔やまれる」と振り返った。
■ 「湾岸ダービー」、両者好調で来月へ
既報のとおり、東亰ヘクスと深川ペリカンズの「湾岸ダービー」再戦は10月上旬に予定されている。東亰ヘクスは開幕4連勝、深川ペリカンズは直近2試合で1勝1分と、ともに調子を上げた状態で迎えられる見通しとなった。連盟関係者は「両クラブとも今節でさらに勢いをつけた形になり、興行的な楽しみが一段と増した」と話した。
■ 順位表、東亰ヘクスが単独首位に
第4節を終え、六角球リーグは東亰ヘクスが4戦4勝で単独首位に立った。尾張は3勝1敗で2位。浪速シックスと深川ペリカンズはともに1勝1敗1分(消化試合数3)で並び、北都は4戦全敗で最下位となった。連盟は次節の日程を近日中に発表するとしている。
■ 遠野汀記者の視点
無敗同士の対決は、蓋を開けてみれば8-6という僅差の削り合いになった。岸浦の「運もあった」という言葉どおり、今節は数字以上に緊張感のある試合だったという。一方で、引き分けから一勝を挙げた深川の足取りも静かに確かなものに見える。来月のダービーは、両者ともに勢いを持ち込む一戦になりそうだ。
