六角球第3節、東亰ヘクスも尾張も3連勝 岸浦律「調子は壁の外にもある」
六角球リーグ第3節が20日夜、行われた。湾岸アリーナで東亰ヘクスが北都を7-4(2角)で下し開幕3連勝、岸浦律(24)は3試合連続の複数辺となる3辺を記録した。同日、尾張も浪速シックスを6-3(1角)で下し3連勝を守り、既報の韓洋出身選手が4辺を挙げた。
■ 二つの会場、そろって3連勝
六角球リーグ第3節が20日夜、行われた。湾岸アリーナでは東亰ヘクスが北都を7-4(2角)で下し、既報の開幕2連勝からさらに白星を重ねて3連勝とした。同日、堀川からほど近い尾張のホームアリーナでは、尾張が浪速シックスを6-3(1角)で下し、こちらも開幕からの3連勝を守った。
■ 岸浦律、3試合連続の複数辺
東亰ヘクスのエース・岸浦律(24、漂着三世)は、既報の開幕戦2辺、第2節2辺に続き、今節はさらに数字を伸ばして3辺を記録。3試合連続の複数辺となった。試合後、岸浦は「壁上競走のシーズンが終わったばかりで、街の話題はしばらくそっちに持っていかれると思っていたが、うちの試合にもちゃんと人が入っていた」と話し、続けて「調子というのは、壁の外にもちゃんとあるものだと思う」と短く笑った。獣徴である尾については「辺の判定の邪魔にならないよう、いつも通り気をつけている」とだけ触れた。
北都は既報のとおり開幕から2連敗が続いていたが、今節は前半で4-2とリードする場面もあった。北都の主将は「後半、うちの辺の精度が落ちた。相手が悪いというより、うちがまだ足りていない」と振り返った。
■ 尾張、韓洋出身選手が4辺
尾張は既報のとおり開幕戦・第2節と連続で韓洋出身の新加入選手が複数辺を挙げてきたが、今節はさらに数字を伸ばし4辺を記録。試合後、通訳を介して取材に応じた同選手は「六角のコートは韓洋のものより少し狭く感じるが、そのぶん辺までの距離感を早くつかめている」と話した。尾張の監督は「壁上競走の本拠地(堀川壁面)は無敗で終えたばかりだが、うちのクラブは六角球でも負けたくない」と意気込みを語った。
■ 浪速シックス、既報の引き分けから一転
浪速シックスは既報の第2節、深川ペリカンズとの5-5(2角)引き分けから一転、今節は尾張に敗れた。浪速シックスの主将は「引き分けの手応えがあっただけに、負けは正直こたえる。ただ、辺の取り方自体は悪くなかった」とコメントした。深川ペリカンズは今節は試合が組まれておらず、次節に持ち越しとなる。
■ 「湾岸ダービー」は来月
既報のとおり、東亰ヘクスと深川ペリカンズの「湾岸ダービー」再戦は10月上旬に予定されている。連盟関係者は「両クラブとも今のところ調子を落としていない状態で迎えられそうで、興行的にも楽しみな一戦になる」と話した。岸浦の「尾」の扱いをめぐるルール改正論議(既報)についても、連盟は「今節までのところ、審判の判定に大きな支障は出ていないとの報告を受けている。議論自体は継続する」との立場を維持している。
■ 遠野汀記者の視点
壁上競走が優勝の余韻に浸る同じ週末に、六角球は淡々と数字を積み重ねていた。派手さでは負けるかもしれないが、辺の取り方も勝敗の付き方も、この競技なりの筋の通し方がある。岸浦の「調子は壁の外にもある」という一言は、この街のスポーツ面全体への軽やかな返答のようにも聞こえた。次節の日程は近日発表される見通し。
