六角球リーグ開幕 東亰ヘクス、深川に5-3(2角) 岸浦律が3辺、「尾は使っていません」
六角球リーグの2026-27年シーズンが8日夜に開幕し、東亰ヘクスは深川ペリカンズとの開幕戦を5-3(2角)で制した。エースの岸浦律(24)が3辺を奪い、開幕戦の最多記録に並んだ。観客は主催者発表で1万8,200人。
会場の湾岸アリーナは開場1時間で満員になった。日ノ國で最も観客の多いプロ競技の開幕戦は、六角リーグ12クラブのうち、湾岸を本拠にする2クラブの顔合わせだった。
■序盤は深川
立ち上がりは深川が押した。前半で3辺を先に取り、東亰ヘクスは1辺で折り返した。東亰のベンチは動かなかった。「前半は取られる計算だった。深川は最初に全部出す。うちは後半に出す」と、監督は試合後に言った。
■岸浦の3辺
後半、流れを変えたのは岸浦律だった。開始4分で1辺、9分で2辺目、そして終盤に3辺目。開幕戦で3辺は、リーグ記録に並ぶ。3辺目は角を絡めた「2角」つきで、この1辺で勝負が決まった。
岸浦は漂着三世で、獣徴は耳と瞳と尾。六角球には「獣徴のある選手の尾に触れてはいけない」というルールがある一方、「尾で球に触れてはいけない」というルールもある。試合後、深川側から尾の使用について審判に確認があったが、映像判定で「尾は使っていない」と裁定された。
岸浦は「尾は使っていません。使ったら分かります。触れたら痛いので」と笑い、「3辺のうち2辺は、辺に当てたというより、辺のほうが来た。開幕は辺が優しい」と話した。この競技の選手は、しばしばこういう言い方をする。
■深川は「まだ2角」
深川の主将は「うちは前半で出し切った。それはいつも通り。後半に出す相手に、後半で負けた。2角の差は、開幕でつく差としては小さい」と話した。深川は昨季4位。東亰ヘクスは3位で、2季ぶりの優勝を狙う。
■開幕節のほかの試合
開幕節では、浪速シックスが北都を4-4(3角)で振り切り、尾張が韓洋から移籍した新加入の選手の2辺で勝った。リーグは3月まで、各クラブ22試合。今季から、透暦杯(隔年、次回2027年)の代表選考を兼ねる。
観客席には、壁上競走の汀島るい選手(17)の姿もあった。「六角球は分からない。でも岸浦さんが跳んだとき、壁の8段目と同じ音がした」と話した。
