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社会

「岸渡り」立会人、名簿で地区越え仲介へ 市と儀礼団体連合が協議入り

2026年(透暦52年)9月3日 (社会部・汐入梨花) English

成人儀礼「岸渡り」に必要な立会人を地区を越えて仲介する市の登録制度案「立会人名簿(仮称)」をめぐり、市と儀礼団体連合は2日、協議に入った。市内の一世は約480人にとどまり、体力面で立会可能な人は百数十人という。年内に論点整理し、来春の合同成人式試行に間に合わせたい考えだ。

市内には登録された儀礼団体が9団体あり、地区ごとに立会人の頼み方や作法が異なる。市はこれまで地区間の仲介に関与してこなかったが、担い手不足を受けて初めて調整役を検討する。

慣行では一世による立会が本義とされ、二世が代わりに立ち会う場合は「代理」として扱う地区もある。名簿制度が実現すれば、二世立会の正式化も論点になる見通しだ。

儀礼団体連合の担当者は「反対はします。伝統を数合わせの制度にしたくないからです。でも、間に合わなくなる方が、もっと駄目なんです」と複雑な立場を語った。市の担当課は「立会人の高齢化は待ってくれない。制度の是非を議論している間にも、担い手は減っていく」としている。

市と連合は月1回の頻度で協議を続け、名簿への登録要件や、地区を越えた依頼の手数料の要否といった実務面を詰める方針。試行から外れる地区が出ないよう、来春までに全地区への説明会も予定している。

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