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観測データ公開法案、国対再協議は週内に 与党内「公開派」の突き上げ、玄洲発表控え神経戦

2026年(透暦52年)9月21日 (社会部・真柴湊) English

©東亰新報

観測データ公開法案の会期前半での先行審議をめぐり、与野党の国会対策委員長会談が週内に再び開かれる見通しであることが21日、分かった。既報のとおり野党側は17日に書面で先行審議を正式要求し、与党内では観測データの原則公開を求める若手議員の勉強会(16日初会合)が後押しする構図。玄洲政府が22日にも渭水回廊で反復揺らぎ候補の確認を発表する見通し(既報)を控え、与党内の神経戦は今週さらに強まっている。

■ 「今週中に」という与党側の回答

既報のとおり、野党は17日の国会対策委員長会談で、観測データ公開法案の会期前半での先行審議を書面で正式に要求した。与党側はその場では「持ち帰り」にとどめていたが、21日までに複数の関係者への取材で、再協議の場を今週中に設ける方向で調整していることが分かった。与党国対幹部の一人は「先送りし続けられる話ではないという認識はある」と述べる一方、「先行審議イコール法案の中身に賛成、ではない」と、あくまで審議日程の話であることを強調した。

■ 「公開派」勉強会、正式名称の検討続く

与党内で観測データの原則公開を求める若手議員の勉強会は、16日の初会合(出席約30人)以降、正式名称とメンバーの確定作業を続けている。呼びかけ人の三宅奏太衆院議員(44)は21日、「板挟みを言い訳にしない議論をしたい、という初会合での姿勢は変わらない」と述べ、月内の正式グループ結成を目指す方針を改めて示した。既報のとおり野党側はこの勉強会の動きを「追い風」と位置づけており、与党内の足並みが今週の再協議にどう反映されるかが焦点になる。

■ 玄洲発表を控えた神経戦

既報のとおり、玄洲政府は早ければ22日にも、渭水回廊帯での反復揺らぎ候補の確認を発表する見通しだと外交筋が明かしている。実現すれば、日ノ國国内で技術供与の是非をめぐる論争が本格化するとみられ、与党内では「公開派」の主張がさらに勢いづくとの見方がある一方、「玄洲の出方を見てから」と慎重論を唱える議員もいる。与党国対幹部は「発表の有無やタイミングは、正直こちらでコントロールできる話ではない。先行審議の判断とは切り離して考えたい」としつつも、今週の再協議の日程調整に発表の見通しが影響していることを事実上認めた。

■ 野党側「これ以上は待てない」

野党国対委員長は21日の取材に「17日の要求から1週間が経とうとしている。今週中の再協議は当然だ」と述べ、会期前半での審議入りに強くこだわる姿勢を示した。既報のとおり臨時国会は12日召集、会期は12月中旬までの見通しで、窓条約交渉(来月ヘルヴェティア多国間協議)が会期の最大焦点とされる中、観測データ公開法案の扱いはその前哨戦の位置づけになっている。

■ 雨宮審議官、国会答弁でも板挟み表明

既報のとおり来月の窓条約多国間協議で日ノ國代表団長を務める雨宮悠一・外務省国際協力局審議官は、21日の関連委員会の答弁でも「板挟みであることを隠さずに交渉するしかない」という従来の弁を繰り返した。ある与党議員は答弁後、「あの言葉を国会側にも向けられている気がした」と苦笑した。

■ 三宅氏、月内結成へ次の一手

三宅氏は21日、勉強会の次の一手として「月内をめどに、名称と綱領を固めた上での正式な記者発表を検討している」と明かした。既報のとおり初会合の出席者は約30人にのぼったが、その後の非公開の意見交換には出席者の一部しか残らなかったといい、三宅氏は「数だけを追う集まりにはしたくない。板挟みを言い訳にしない、という一点に賛同できる人だけで、まず輪郭をはっきりさせたい」と述べた。名称候補には「観測公開研究会」「窓の外を見る会」などが挙がっているというが、いずれも仮称の域を出ていない。

■ 地方議員からも同調の動き

既報のとおり9月5日に東亰市議会総務委員会を視察した浪速市議団のうち、団長・荒木田悟氏が21日、三宅氏の勉強会に地方議員としての賛同を伝える書面を送ったことが分かった。荒木田氏は本紙の取材に「国政の話ではあるが、観測データの扱いは地方の岸見物条例の議論とも地続きだと考えている」と述べ、既報の浪速市議会での独自条例検討の文脈からも、この問題を注視していく考えを示した。国政と地方の議論が別々の筋のまま結びつく展開に、与党国対幹部の一人は「思わぬところから援護射撃が来た」と複雑な表情を見せた。

再協議の具体的な日程は今週後半に固まる見通し。本紙は与野党双方の動きを引き続き追う。

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