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政治

窓条約、来月のヘルヴェティア多国間協議に代表団 与党内に「公開派」勉強会の動きも

2026年(透暦52年)9月15日 (社会部・真柴湊) English

©東亰新報

外務省は15日、来月ヘルヴェティア連邦ジェネーバの国際次元境界機構(IDBO)本部で開かれる窓条約の多国間協議に向け、代表団の編成方針を固めたと発表した。アメリア・ノルディア連合・ドイチェ連邦が参加し、玄洲もオブザーバー参加の見通し。同日、与党内では観測データの原則公開を求める若手議員による勉強会が動き出したことが本紙の取材で分かった。

■団長は雨宮審議官

外務省は15日の定例会見で、来月上旬にヘルヴェティア連邦ジェネーバのIDBO本部で開かれる窓条約の多国間協議に派遣する代表団の編成方針を発表した。団長は国際協力局審議官の雨宮悠一氏(55)。TDAの観測技術担当者、経済産業省の窓機部品担当者も加わる方向で、外務省報道官は「9〜11日の実務協議(既報)で合意に至らなかった論点を、参加国を広げた場で仕切り直す」と説明した。

雨宮氏は窓条約交渉の実務を当初から担ってきた人物で、9〜11日のアメリア代表団との協議にも同席した。会見に同席した雨宮氏は「二国間で膠着した論点を、多国間の場に持ち込むこと自体にリスクはある。声の大きい陣営に押し切られる懸念もあれば、逆に論点が拡散して何も決まらない懸念もある。それでも、二国間のままでは動かなかった」と述べた。

■アメリア・ノルディア・ドイチェが参加、玄洲はオブザーバーの見通し

協議には既報のとおりアメリア合衆国、ノルディア連合、ドイチェ連邦が参加する。ノルディア・ドイチェは観測データの完全公開と軍事転用の全面禁止を求める公開派の中心国で、アメリアは同盟国への優先供与を求める中間派。この二つの立場の隔たりが、9〜11日の日ノ國・アメリア協議が合意に至らなかった背景にある。

玄洲については、主権派の立場から一貫して国際共同研究にオブザーバー参加にとどめてきた経緯があり、外務省筋は「今回もオブザーバー参加の可能性が高いとみている。玄洲が交渉のテーブルに直接着くかどうかは、来月まで分からない」と述べた。IDBO事務局(カナディア出身の事務局長、既報)は多国間協議の開催そのものを歓迎する立場を示しているという。

■与党内、若手が「公開派」勉強会

一方、政治面ではもう一つの動きが表面化した。与党内では観測データの原則公開を主張する若手議員の一部が、非公式の勉強会を今週から始めたことが本紙の取材で分かった。既報の観測データ公開法案は与党内が割れたまま審議入りの調整が続いており、複数の関係者によると、勉強会は法案を後押しする目的で立ち上げられた。参加者名や正式な会の名称はまだ固まっていないという。

与党関係者の一人は「党内で公然と『公開派』を名乗るのは時期尚早だが、来月の多国間協議までに党内の空気を作っておきたい、という声はある」と話す。既報の連載計画どおりであれば、この動きが月内にもグループとしての正式結成に至る可能性がある——本紙は今後もこの筋を追う。

野党側は既にこの国会での観測データ公開法案の先行審議を求めており、与党内のこうした動きが今後の国会運営にどう影響するかが焦点になる。

■臨時国会、窓外交が最大の論点

既報のとおり、12日に召集された臨時国会では「窓外交」が会期を通じた最大の焦点とされている。与党国会対策幹部は15日、記者団に「多国間協議の行方次第で、公開法案の扱いも変わる。外交と立法は切り離せない局面だ」と述べた。

外務省は、多国間協議の具体的な開催日程については「参加国との最終調整中」として明らかにしなかった。10月上旬から中旬にかけて開催される公算が大きいとみられ、既報のとおりノルディア連合議長の来亰も同時期に予定されており、外交日程が重なる形になりそうだ。

■東亰の産業界にも視線

窓機部品や観測機器の関連銘柄は、既報のとおり窓条約報道のたびに値動きが激しくなっており、経済面でも動きが注目されている。外務省報道官は「交渉の帰趨が産業界に影響することは認識しているが、外交交渉は市場の思惑で進めるものではない」と述べ、あくまで交渉は独立して進める姿勢を強調した。

雨宮氏は会見の最後、「日ノ國は公開派に近い世論と、同盟国との関係の板挟みにある。板挟みであることを隠さずに交渉するしかない、というのが率直なところだ」と述べ、板挟みの立場自体を交渉のカードにする考えをにじませた。

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