潮見橋、追加公演を正式発表 「ハリセン」も相方として名入りチラシに
人間と掃除型の共生ロボットが組む漫才コンビ「潮見橋」は24日、既報(22日)で検討中としていた追加公演を正式に発表した。「今月末目標」としていた発表は一足早く実現し、来月の初単独ライブ即日完売を受けての対応となる。今回のチラシには、相方の共生ロボット「ハリセン」の名が、つっこみ役・滑川大輔(31)と並んで初めて正式にクレジットされた。
■ 「今月末目標」より一足早く
既報(22日)どおり検討段階にあった追加公演について、潮見橋商店街の路上劇場は24日、同日程(来月中旬)での追加公演の開催を正式に発表した。既報の「発表は今月末目標」よりも数日早い発表となった。商店街関係者は「即日完売の反響の大きさを考えると、迷っている時間はないと判断した」と説明した。会場のキャパシティは初回と同じ96席で、発売日は来月初旬を予定している。
■ 「ハリセン」、名前入りで初クレジット
今回のチラシでは、つっこみ役・滑川大輔(31、既報)の名前と並び、相方の共生ロボット「ハリセン」の名前が初めて公式にクレジットされた。既報どおりハリセンは掃除型の共生ロボットで、2021年に部品生産終了で動作不安定になったところを漫才に起用されたのが縁とされる。商店街関係者は「これまでチラシには『潮見橋』の名前だけを載せていたが、既報(23日)の共生ロボットの『引退』年数延長の指針や、本紙(24日)で報じられた本紙の掃除ロボ「二号」の意向確認の話も聞いて、うちのハリセンにもちゃんと名前を出すべきだと考えた」と話した。
■ 滑川大輔「名前が並ぶと、やっと一緒にやってる感じがする」
滑川は取材に「結成5周年の記念ライブで、チラシに名前が二つ並んでいるのを初めて見たとき、なんだかやっと一緒にやってるんだという感じがした」と話した。「ハリセンが何を考えているかは、正直自分にも分からない。それでも、名前が並ぶことで、相方としての扱いが少しはっきりした気がする」とも付け加えた。
■ 透暦賞ノミネートの追い風
既報(19日)どおり、潮見橋は来年1月発表の透暦賞で新設された特別部門に史上初ノミネートされている。商店街関係者は「ノミネートの発表があったタイミングと、即日完売が重なったことが、追加公演の決断を後押しした部分は大きい」と話した。転売対策として、追加公演も既報どおり購入者名簿との照合を導入する方針。
■ 観客「ロボットが名前で呼ばれるのを見るのは新鮮」
初回公演のチケットを持つ常連客の女性(45)は「漫才コンビとしては前から知っていたが、チラシに名前が並んでいるのを見ると、ロボットが名前で呼ばれているんだなと新鮮に感じた。次の公演も必ず行く」と話した。別の観客(30代男性)は「似せすぎ規制の範囲でここまで『相方』として扱われているのを見ると、ロボ法制審の議論がどう転ぶのか、他人事とは思えなくなる」と語った。
■ ロボット法制審委員「議論の参考になる事例」
既報(21日)で機巧祭を観戦したロボット法制審の委員の一人は、今回のクレジットについて「規制の枠内でロボットが『名前を持つ存在』として扱われる具体例が、エンタメの現場からも一つ増えたことになる。議論の参考にしたい」とコメントした。第15次答申は既報(23日)どおり来年1月26日の集中討議で結論を出す方針が固まっており、準人格案そのものの行方は依然見えない。



