学生壁上競走3回戦、豊洲工業が5連勝 辰巳高は東雲実業に敗れ秋を終える 壁上競走・最終節の組み合わせも決定
学生壁上競走・秋予選の3回戦が13日、亀戸第二壁面で行われた。既報のとおり開幕から4連勝の私立豊洲工業は港南学園を下して5連勝、初出場校で唯一勝ち上がっていた都立辰巳高校は東雲実業に敗れて秋予選を終えた。同日、プロの壁上競走リーグも最終節(9月18日)の組み合わせを発表した。
■3回戦、亀戸第二壁面で16試合
学生壁上競走・秋予選の3回戦が13日、亀戸第二壁面で行われた。既報のとおり32校による16試合が同時並行で組まれ、勝ち上がれば16校による準々決勝に駒を進める。大会本部によると、今大会を通じて安全講習の効果もあり、3回戦終了時点でもけが人の報告は一件もなかったという。
■豊洲工業、危なげなく5連勝
開幕から4連勝と既報の私立豊洲工業は、2回戦で昨年の準決勝進出校を破った港南学園と対戦し、6段2連-3段1連で下して5連勝とした。豊洲工業の顧問は「相手の勢いは知っていたし、今日もいい入りをされた。ただ、うちの選手たちが慌てなかった」と振り返った。豊洲工業は今大会、序盤で先行されても終盤に段数を伸ばす展開が続いており、顧問は「これで勝ちパターンと言うのはまだ早い。1試合ずつ、初めて対戦する相手として向き合っている」と気を引き締めた。
■辰巳高、唯一の初出場校として8強で秋を終える
一方、初出場62校のうち唯一3回戦まで勝ち上がっていた都立辰巳高校は、昨秋準優勝の強豪・私立東雲実業に4段1連-7段3連で敗れ、秋予選を終えた。試合前、勝てるとは思っていないと既報のとおり語っていた主将(3年)は、試合後「思っていたより差を感じたのは事実。でも、去年映像で見ていた学校の壁の上に、実際に自分が立てた。それは去年までのうちの部には無かった景色です」と話した。顧問(創部2年目、既報の初出場時から続投)は「初出場でここまで来られたのは、選手たちが安全講習を一度もおろそかにしなかった結果でもある」とねぎらった。
■保護者席、大会初の仮設スペース
既報のとおり検討が進められていた保護者席の増設について、連盟は13日、亀戸第二壁面の観覧エリアに仮設の座席スペースを大会で初めて設置した。用意されたのは200席で、事前申し込み制。豊洲工業の保護者として訪れた40代の女性は「1回戦のときは立ちっぱなしで首が痛くなった。座って見られると、応援にも余裕が出る」と話した。連盟は「今回の運用を踏まえ、準々決勝以降の規模も検討する」としている。
■壁上競走、最終節の組み合わせも決定
同じ13日、プロの壁上競走リーグも最終節(9月18日、第22節)の組み合わせを発表した。既報のとおり首位・東亰RCと2位・浪速WCは、11日の直接対決の結果、ともに勝点44で並んだまま最終節を迎える。両者は直接対決しない形での組み合わせとなり、東亰RCは本拠地・亀戸第二壁面で北都と対戦、浪速WCは敵地・堀川壁面で今季本拠地無敗の尾張と対戦することが決まった。既報のとおり堀川壁面は「乾いた壁」と呼ばれる好条件の壁で、東亰RCが前々節そこで敗れた相手でもある。リーグ広報は「東亰RCにとっては条件の良い本拠地、浪速WCにとっては相性の分からない難敵の本拠地。数字の上ではどちらが有利とも言い切れないが、n段n連の中身までは何が起きるか分からない」と話すにとどめた。
■今後の日程
3回戦を終え、学生壁上競走・秋予選は16校による準々決勝に進む。日程は今週中に発表される予定で、決勝は既報のとおり11月、亀戸第二壁面で行われる。連盟は「安全と勝負の両立を、最後まで崩さない」との方針をあらためて示した。プロの壁上競走は残すところ最終節1試合。両会場とも観客動員は今季最大級になる見通しで、リーグは前売り券の販売枚数を近日中に発表するとしている。
