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学生壁上競走、3回戦組み合わせ決定 辰巳高、唯一の初出場校として強豪と対戦

2026年(透暦52年)9月9日 (文化部・遠野汀) English

©東亰新報

学生壁上競走連盟は9日、秋予選3回戦の組み合わせを発表した。32校が16試合を戦う3回戦は13日、亀戸第二壁面で実施。開幕から4連勝の私立豊洲工業と、初出場校で唯一勝ち上がった都立辰巳高校がともに強豪との対戦を控える。大会を通じたけが人報告は依然ゼロが続いている。

■3回戦組み合わせ発表

学生壁上競走連盟は9日、既報のとおり2回戦を終えて32校に絞られた秋予選の3回戦組み合わせを発表した。試合は13日、亀戸第二壁面で16試合を実施する。参加187校のうち3分の1近くが姿を消したことになるが、連盟広報は「例年より下位シードの勝ち上がりが多く、抽選の組み方に苦労した」と明かした。

■注目カード:豊洲工業と辰巳高

開幕から4連勝と既報の私立豊洲工業は、3回戦で私立港南学園と対戦する。港南学園は2回戦で昨年の準決勝進出校を破っての勝ち上がりで、豊洲工業の顧問は「相手の勢いは知っている。うちも慢心はできない」と気を引き締めた。一方、初出場校としては唯一3回戦に進んだ都立辰巳高校は、既報のとおり私立浦安工科を接戦で下しての勝ち上がりだが、3回戦の相手は昨秋準優勝の強豪・私立東雲実業に決まった。辰巳高の主将(3年)は「勝てるとは正直思っていないが、去年の映像で見た学校と壁の上で向き合えるだけで意味がある」と話した。

■他の8試合、混戦模様

注目の2試合以外も、8試合中5試合が過去の対戦成績で拮抗する組み合わせとなった。連盟の抽選担当者は「32校まで絞られると、もう『格下』と呼べる学校はほとんど残っていない」と話す。中でも初出場62校のうち3回戦進出を逃した学校の一つ、私立青海女子高は豊洲工業に敗れたものの、2回戦での善戦が評価され、来季の推薦枠拡大の対象校として連盟内で名前が挙がっているという。連盟広報は「勝ち負けだけでなく、安全にきちんと登りきったかも含めて、来季の枠は総合的に判断したい」と説明した。

■安全記録、なお無傷

既報のとおり今季から義務化された安全講習と壁慣らしの効果で、大会を通じたけが人の報告は9日時点でもゼロが続いている。連盟は3回戦に向けても各校に安全講習の再徹底を求める通知を出したといい、「勝ち上がるほど気持ちが前のめりになる時期こそ、基本を繰り返す」としている。

■保護者席、増設の声

3回戦を控え、亀戸第二壁面の保護者席をめぐる声も連盟に寄せられているという。2回戦までは立ち見が中心だったが、勝ち残った32校の保護者だけでも例年より観戦希望が多く、連盟は仮設の観覧スペースを一部増設する方向で検討している。ある保護者は「1回戦の頃はうちの子が登る姿を見られるだけで十分だったが、勝ち上がるほど、ちゃんと座って見たい気持ちが強くなる」と話した。連盟は増設分の詳細を3回戦当日までに案内するとしている。

■今後の日程

3回戦は13日、準々決勝以降の日程は3回戦終了後に発表される。決勝は既報のとおり11月、亀戸第二壁面で行われる予定。連盟は「ここからは1敗が即終わりの戦い。安全と勝負、両方の緊張感を最後まで保ちたい」としている。

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