「岸辺の歌」、23日朝に「決行」決定 三つの初披露、きょう夜に
既報のとおり23日朝に最終判断が持ち越されていた音楽祭「岸辺の歌」の開催可否は、同日午前6時半、主催の潮騒レコードが屋外特設ステージでの「決行」を発表した。大潮(既報のとおり23日夜に終了)最終日と重なる一日だが、降水確率は低めで推移。白瀬ユキ・岸辺セブン・柳亭岸八、三つの初披露がきょう夜、同じステージに揃う。
■ 午前6時半、「決行」の一報
既報のとおり屋外特設ステージで開催される「岸辺の歌」は、雨天時の開催可否を23日朝に最終判断する方針だった。潮騒レコードは同日午前6時半、公式サイトと窓口で「決行」を発表した。TDA予報課の23日朝の発表では降水確率は20%前後にとどまり、開催の判断材料としては十分低かったという。潮騒レコード担当者は「大潮の最終日と重なったので正直ひやひやしたが、指数と天候は別物という原則どおり、天気のほうは最後まで味方してくれた」と話した。
■ 会場、朝から静かな最終準備
22日の設営・リハーサルに続き、23日朝の会場ではスタッフが音響・照明の最終確認を静かに進めた。既報のとおり前売り券はすでに完売しており、当日券は用意されない。開場は午後5時、開演は午後6時の予定。会場周辺の警備には既報のとおり東亰刀士会・監視業組合が加わる。
■ 三つの初披露、きょう夜に
既報のとおり白瀬ユキ(31)による「岸の子守唄」全13番中3番の生披露、岸辺セブンのサビの尾を使う振り付けの完成映像化、柳亭岸八(68)の新作落語「窓芸」の三つの初めてが同じ夜に重なる。白瀬は23日朝、最終リハーサルを終えた楽屋で「一昨日とはまた違う一度きりを、今夜作りたい」と改めて語った。岸辺セブンのメンバーは「尾を踏まないことだけ考えてきたが、いざ本番となると、それだけじゃ足りない気がしてきた」と笑いながら話した。
■ 岸谷タネさん、今年も最前列へ
既報のとおり101歳の岸谷タネさんが今年も客席最前列の「聴く係」として招かれている。孫夫婦によると、23日朝の岸谷さんは「今日は雨も降らないそうだから、よかった」とだけ話したという。潮騒レコード担当者は「歌える方ではなく聴いてきた方に最前列を、という考えは変わらない」と改めて説明した。
■ 交通・混雑への呼びかけ
既報のとおり21〜23日の大潮期間中、湾岸モノレールは徐行運転を続けており、汐風交通も深夜割増運用中。主催者は「大潮最終日の交通状況と重なるので、来場の際は例年以上に余裕を持ってほしい」と呼びかけている。運行情報は当日、随時更新される見通し。
■ ファンの朝
決行発表を受け、会場周辺には朝のうちから並び始めるファンの姿もあった。白瀬の公式ファンクラブ会員だという女性(34)は「決行と聞いて、朝からもう泣きそうになった」と話し、岸辺セブンのファンだという高校生は「学校が終わったら全速力で来る」と笑顔を見せた。
■ 小柳ちひろ記者の視点
前夜、まだ椅子を並べるだけだった会場を歩いたときは、始まる前の静けさが印象的だった。決行の一報が出た朝、同じ会場は一変して慌ただしい。三つの「初めて」が重なる夜を、この街がどんな顔で迎えるのか。今夜、答えを見に行く。
