「岸辺の歌」追加公演、11月14日に湾岸市民会館で 白瀬ユキ・岸辺セブン出演決定
音楽祭「岸辺の歌」を主催する潮騒レコードは25日、既報どおり検討していた追加公演の実施を正式発表した。日程は11月14日(土)、会場は従来どおりの屋内会場・湾岸市民会館(収容約1500人)。23日の屋外公演(既報・約5300人動員)に続き、白瀬ユキと岸辺セブンの出演が決まった。落語家・柳亭岸八の新作「窓芸」再演は調整中で、近日中に正式発表するという。チケットは前回の即日完売への反省から抽選方式に改め、10月上旬に受付を始める。
■ 「今夜の結果を見てから」の答え
既報のとおり、23日の屋外公演終了直後、潮騒レコードは追加公演の可否について「まずは今夜の結果を見てから」と判断を持ち越していた。25日午前、同社は東亰新報を含む数社の取材に応じ、正式に追加公演の実施を発表した。担当者は「屋外での動員規模と反応を見て、もう一夜作れると判断した。ただし今度は、いつもの屋内でやろうと決めた」と説明した。屋外開催は今回限りの特別編という位置づけを維持し、来年の「岸辺の歌」本体は会場・形式を改めて検討するという。
■ 11月14日、湾岸市民会館で
追加公演は11月14日(土)、過去6回の会場だった湾岸市民会館(収容約1500人)で開催する。23日の屋外会場・岸浜公園の推計5300人に比べ規模は大きく絞られるが、担当者は「屋内の音響は屋外とは別物。屋外を見逃した人にも、屋内ならではの近さを届けたい」と話す。開演時刻・開場時刻は10月上旬のチケット詳細発表時にあわせて公表する予定。
■ 白瀬ユキ・岸辺セブンは出演決定、柳亭岸八は調整中
出演は白瀬ユキ(31)、岸辺セブン(7人組)の続投が決まった。白瀬は既報のとおり23日、全13番中3番にとどめる形で「岸の子守唄」公式カバーを披露しており、追加公演での披露形式(番数や構成)は「本人と相談のうえ近日中に発表する」という。岸辺セブンについては、センター・岸柳ノア(20)が既報の「灯りの先に」サビの尾を使う振り付けを再度披露する方向で調整中。一方、落語家・柳亭岸八(68)の新作「窓芸」再演については、担当者は「出たい意向は伺っているが、日程含め最終調整中」とやや含みを残した言い方にとどめ、正式発表は近日中とした。
■ 「抽選方式」への転換
前売り券をめぐっては、23日公演の前売り(一般4200円・学生2600円)が13日発売からわずか3日で完売し、オンライン分は36時間で売り切れていた(既報)。この反省を踏まえ、追加公演では先着方式をやめ、抽選方式に切り替える。受付は10月上旬に開始、当選発表は10月中旬を予定。価格は前回と同額の一般4200円・学生2600円を維持し、本人確認の強化(既報)も引き続き実施する。担当者は「屋内は席数が限られる分、まず公平に応募を受けたい」と話した。
■ 白瀬ユキ「もう一度、目を閉じて歌える場所」
出演が決まった白瀬ユキは取材に、「屋外の夜は、目の前に人がいるという緊張がとても大きかった。屋内でもう一度歌える場所をもらえるのは、ありがたい」とコメント。屋内での歌い方について問われると、「対訳を配らない、という約束は変わらない。ただ、天井のある場所での声の返り方は、また違うと思う」と話した。
■ ファンの受け止め
23日の屋外公演のチケットが取れなかったという深川在住の会社員(29)は「発売3日で完売と聞いて諦めていたので、抽選でもチャンスがあるのはうれしい。今度は落選しても悔いが残らないよう、他の選択肢も検討したい」と話した。一方、屋外公演に参加した亀戸の高校生(16)は「屋内で聴く子守唄がどう違うのか、興味がある」と早くも次の公演に期待を寄せていた。
■ 小柳ちひろ記者の視点
「今夜の結果を見てから」という23日の言葉は、結果として「もう一度」につながった。屋外の熱気を屋内でそのまま再現するのではなく、規模を絞って近さを取り戻す、という判断には好感が持てる。抽選という選び方は、早い者勝ちで悔しい思いをした人たちへの、遅れてきた誠実さのようにも見える。11月14日、湾岸市民会館の天井の下で、白瀬ユキの声がどんな返り方をするのか、いまから楽しみにしている。
潮騒レコードによると、チケット詳細は10月上旬に本紙を含む各媒体で発表する予定。
