州崎「ノック」33件に 初めて5階、応答した住民「空気が冷たかった」
州崎第三住宅の「ノック」通報が、既報の32件から33件に増えた。19日未明、これまで報告のなかった5階の住戸で発生し、住民の一人が管理組合の『応答しないでください』との案内に反して応答してしまった。住民は『ドアの外には何もいなかったが、空気だけが冷たかった』と証言している。管理組合は改めて応答しないよう呼びかけた。
■ 初めての5階、そして応答
州崎第三住宅の「ノック」通報は、既報の32件から1件増え、33件となった。19日午前3時ごろ、これまで1階から4階までの間で起きていた既報のパターンから初めて5階の住戸で発生し、回数のパターン(二回ずつ)自体は変わらなかった。
今回新たに明らかになったのは、通報した住民自身が管理組合の案内に反して一度応答してしまったという点だ。住民は取材に「反射的にドアを開けてしまった。あとで規則を思い出して怖くなった」と話し、「外には誰もおらず、何も見えなかった。ただ、空気だけが冷たかった。エアコンの風とは違う冷たさだった」と証言した。応答後、体調や身の回りに変化は今のところ確認されていないという。
■ 管理組合、改めて注意喚起
管理組合はこの証言を受け、全戸への文書で「応答してしまった場合も、異状の有無にかかわらず速やかに管理組合へ報告してください」との既報の案内を改めて強調した。担当者は「今回は幸い、証言者に変わった様子はない。ただ、応答した場合にどうなるかの前例が増えたことは事実で、慎重に見ていく」と話す。
夜間確認に当たっている潜行監視員は、通報のあった時間帯には別の階に詰めており、今回も気配・物音とも感知できなかった。監視業組合東亰支部は「上下に人員を分けて配置する案を検討しているが、住宅の構造上、限界がある」としている。増設した防犯カメラの記録にも、5階の廊下に人影や物音は残っていなかった。透過指数は平常値のまま。真偽・原因とも今回も決着していない。
