暫定148系統の金属柱、文字は「記数法」説 解読はなお手つかず
亀戸六丁目の歩道に9月1日夜に漂着した金属柱について、第三鑑定センターは8日、頭部の記号列が言語ではなく数量を表す記数法である可能性を指摘する中間所見を公表した。暫定148系統として登録された同位体比は既知のどの系統とも一致せず、由来は依然として不明のまま。
■「言語ではなく数量」説が浮上
既報のとおり9月1日夜、亀戸六丁目の歩道に高さ約2.3メートルの金属柱が台座ごと漂着し、同位体比が既知の147系統のいずれとも一致しないことから暫定148系統として登録された。第三鑑定センターは8日、頭部にある「7」に似た記号を含む記号列について、中間所見として「文字というより、数量や順序を表す記数法である可能性がある」との見方を示した。根拠として、記号の繰り返しパターンが単語というより桁上がりの規則に近いことを挙げている。ただし断定はしておらず、担当研究員は「記数法だとしても、何を数えていたのかは分からない。柱そのものの用途も未確定だ」と慎重な言い回しを崩さなかった。
■塗装剥げと針金補修跡、繰り返し使われた形跡
柱の表面には既報の塗装剥げと針金による補修跡が複数箇所確認されており、鑑定センターは「新品で漂着したのではなく、向こうで長期間、繰り返し使われていた物である可能性が高い」との分析を加えた。停留所の標識に似た外見から、当初は交通関連の設備ではないかとの見方も出ていたが、記数法説が浮上したことで、計量や在庫管理といった別の用途を検討する声も出ているという。国庫帰属・数カ月待ちの鑑定方針そのものに変更はない。
■亀戸六丁目、変わらぬ日常
漂着から1週間あまりが過ぎた亀戸六丁目の現場には、既に通常の通行が戻っている。近隣の商店主は「最初は人だかりができたが、今はもうすっかり元どおり」と話す。世界線照合データベースの登録数は暫定148系統を含め現在148系統(確定147・暫定1)で、担当者は「暫定のまま数カ月かかることは珍しくない。焦らず調べる」としている。
