第1窓、振替当選者の最初の一組が見学 「国王様も見られなかったと思うと」
既報(21日)で瑠海国王カイエ3世の来訪に伴い振替となった第1窓「灯しの街」の一般見学について、24日午前、32人の振替対象者のうち最初の8人が見学した。約18分間の開口があり、全員が灯りの行列を目にした。既報どおり延期された一人、城北在住の主婦(61)も含まれ、「国王様も見られなかったと思うと、今日見られた自分は幸運なんだと思えた」と話した。
■ 延期から3日、最初の振替枠
次元調査課は24日、既報(18日・21日)のとおりカイエ3世来訪に伴い休止した21日午後の一般見学の振替対象者32人について、最初の振替枠として8人を24日午前の回に案内したと発表した。既報どおり振替先の日程は11月中旬までのいずれかに分散して割り当てられる予定で、今回はその第一弾にあたる。
午前9時55分から約18分間、第1窓は開口した。窓室職員によると、灯りを持った行列のようなものが石の通りをゆっくり進む様子が確認され、既報(21日)の一般見学で80人が見た光景とほぼ同じ内容だったという。振替対象者8人全員がこの開口に立ち会うことができた。
■ 「国王様も見られなかった」が、気持ちを変えた
既報(21日)で取材に応じた城北在住の主婦(61)も、この日の8人に含まれていた。「国王様の都合で延期と言われたときは、拍子抜けしたと話したが、結局あの日は国王様も見られなかったと聞いて、なんだか気が楽になった」と既報どおりの心境を振り返りつつ、「今日、実際に灯りの行列が動くのを見られて、延期されて良かったとは言わないが、見られなかった国王様より自分の方が運が良かったのかもしれない、とは思った」と笑った。
同じ回に当選していた別の振替対象者、深川在住の高校生(16)は「学校の社会科見学で第1窓の話は聞いていたが、自分で見るのは初めて。思っていたより灯りの動きが速くて、あっという間だった」と話した。
■ 窓室職員「振替分だから特別、ということはない」
次元調査課の窓室職員は、「振替分は通常の抽選枠とは別枠で確保していると既報どおり説明してきたが、見える景色そのものに違いはない。むしろ今回、開口時間が約18分と、21日の一般見学の約12分より長めだったのは、単なる巡り合わせだ」と述べた。制御不能の原則に変更はないとし、「振替だからこそ良いものが見られる、ということもない。それもまた、この面の正直さだと思っている」と付け加えた。
■ 残る24人、11月中旬までに
残る振替対象者24人については、今後数回に分けて案内される予定で、次元調査課は「全員の振替が終わるのは11月中旬ごろになる見通し」としている。既報どおり、振替分の抽選公平性を保つため、通常の抽選枠とは別に管理されている。次元調査課の担当者は「振替が全て終わった時点で、今回の国賓対応による一時的な休止についても、改めて総括したい」と話した。
■ 窓グッズ、振替組にも人気
既報(13日)の灯窓茶房のポストカード・手ぬぐいは、今回の振替組の見学者にも人気だったという。店主は「国王様の来訪のときほどの勢いはないが、振替で来た方は『やっと見られた』という気持ちが強いのか、むしろ熱心に選んでくれる印象がある」と話した。




