壁上バラエティ、汀島るい×岸柳ノア夢の初共演 BTV特別編は27日放送
湾岸テレビ(BTV)は9日、壁上競走の選手が出演するバラエティ「壁上バラエティ」の特別編を8日夜に収録し、東亰RCの汀島るい選手(17)とアイドルグループ・岸辺セブンのセンター岸柳ノアさん(20)が番組史上初めて共演したと発表した。放送は27日。壁のぼり対決やトークコーナーのほか、漫才コンビ「潮見橋」の相方ロボットもゲスト出演した。
■念願の共演、収録の舞台裏
BTVの人気バラエティ「壁上バラエティ」は、壁上競走の選手がゲストとして出演し、壁のぼりの体験企画やトークを繰り広げる番組として既報のとおり定着している。今回はスタジオではなく、潮見橋通り商店街に近い低壁の練習施設で夜間収録が行われた。番組プロデューサーによると、汀島るい選手と岸柳ノアさんの共演は「企画会議に出ては流れることを繰り返してきた念願の組み合わせ」だったという。「片方はリーグの現役選手、片方はステージの現役センター。スケジュールが噛み合う日を、半年がかりで探した」
収録当日、汀島さんは通常の練習着姿で現れ、岸柳さんはステージ衣装ではなく動きやすいスウェット姿だった。汀島さんは「テレビの収録自体、まだ数えるほどしか経験がなくて緊張しました」と振り返り、岸柳さんも「壁の上に立つのは初めてで、想像していたより怖かったです」と笑った。両者とも既報のとおり漂着系の血を引くが、リーグとステージという別々の現場でそれぞれ知られてきた2人が顔を合わせるのは、今回が初めてだった。
■壁のぼり対決、勝敗は放送で
企画の目玉は、安全講習を受けたうえでの低壁チャレンジ対決。既報の学生壁上競走と同様、命綱を二重に確認したうえでの実施となった。プロの選手である汀島さんと、日々のダンスレッスンで鍛えられた岸柳さんとの対決は、収録現場に居合わせたスタッフから「予想より接戦だった」との声が上がったという。勝敗の詳細は放送まで伏せられているが、汀島さんは「本業なので負けられないとは思いましたが、岸柳さんの体の使い方には正直驚きました」とコメント。岸柳さんは「悔しい気持ちより先に、単純に楽しかったです」と話した。
■獣徴をめぐる素直な会話
トークコーナーでは、獣徴をめぐる素直なやり取りが展開されたという。汀島さんは漂着ハーフで耳と尾のみ、岸柳さんは漂着三世で耳・瞳・尾を持ち、瞳には薄い金色が差す。番組内では「耳の向き」「尾の長さ」といった身体的な違いから始まり、汀島さんが「壁のぼりでは尾が邪魔になることがある」と明かせば、岸柳さんは「ステージでは逆に、尾を隠さないのが売りなので気にしたことがなかった」と応じる場面もあったという。既報のとおり岸柳さんの妹世代にあたる合唱団員が漂着記念日式典の「岸の子守唄」を歌ったことにも話が及び、汀島さんも実の妹が同じ合唱団に所属していることを明かすと、収録現場が一時静かになったという。プロデューサーは「重くなりすぎないよう、そこは編集で軽やかに残すつもり」と話す。
■相方ロボット「潮見橋」も登場
番組にはサプライズゲストとして、漫才コンビ「潮見橋」の相方である掃除型の共生ロボットも登場した。既報のとおり「似せすぎ規制」の対象外となる非ヒト型の外観を持つロボットで、壁のぼり対決の審判役としてビープ音で勝敗を告げる役回りを任されたという。人間側の相方は「うちの相方は無表情ですが、実は結構ノリがいいんです」とコメント。プロデューサーによると、ロボット出演の可否は事前に局の考証担当が確認済みで、「番組の空気を壊さない範囲で、この世界らしい賑やかさを足したかった」という。
■スタッフの裏話、収録は3時間半
収録は当初2時間程度を見込んでいたが、実際には3時間半に及んだという。プロデューサーによると、想定外に長引いた最大の理由はトークコーナーの盛り上がりで、「台本では5分の想定だった獣徴の話が、気づけば20分近く続いていた。切るのがもったいなくて、結局ほとんど編集で残すことにした」という。汀島さんと岸柳さんは収録の合間、互いのスケジュール帳を見せ合い「今度は客として相手の現場を見に行く」と約束を交わす場面もあったといい、スタッフの一人は「台本にない時間が、一番いい画になった」と振り返った。
■反応と今後
BTVによると、収録現場には近隣住民や下校中の学生ら見物人も集まり、既報の「岸見物」とは別の意味で規制線代わりのロープが張られる一幕もあった。プロデューサーは「壁上競走の面白さを、リーグを知らない層にも届けたい。今回はその第一歩」と話し、視聴率次第では続編も検討するとしている。汀島さんの月間MVP選考(既報)は依然として結果待ちだが、本人は「収録のことは忘れて、まずは残り2節に集中します」と気持ちを切り替えた様子を見せた。番組は27日午後7時からBTVで放送予定。
