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『窓の家』総集編、最終話は視聴率20%超え 来春の記念展は深川開催に決定

2026年(透暦52年)10月31日 (文化部・芸能・小柳ちひろ) English

©東亰新報

『窓の家』総集編、全5話が終わった。東亰中央テレビ(TCT)は31日、1975年を舞台にした朝の連続ドラマ『窓の家』の総集編再放送の最終第5話を放送し、同日、平均世帯視聴率が20.3%だったと発表した。既報の第1話(18.4%)・第2話(17.1%)を上回る、総集編としては今回最も高い数字となった。あわせて、来年に控える放送50周年の記念展を来春、深川アーカイブズホールで開くことも正式発表された。

■ 最終話、視聴率は総集編最高

『窓の家』は1975年の揺らぎ発生直後の家族を描く朝の連続ドラマで、既報どおり来年の放送50周年に先行する形で、10月の毎週末に全5話の総集編を再放送してきた。TCTは31日、最終第5話の平均世帯視聴率が20.3%だったと発表した。既報の第1話18.4%・第2話17.1%から、第3話・第4話も緩やかに上昇を続け、最終話で総集編としては最も高い数字に達した。TCT編成部の担当者は「終わってほしくない、という声がSNSにも多く、最後まで数字が落ちなかった。再放送企画としては完全に予想を超えた」と話した。

最終話は、揺らぎ発生から半年が過ぎた家族が、収容施設を出て新しい暮らしを始める場面で終わる。既報の鷺沼雪乃さん(82、1975年当時を知る漂着一世)は放送後、本紙の取材に「あの頃は『新しい暮らし』と呼べるようなものではなかったが、ドラマはそれでも、ちゃんと希望の側に立って終わってくれた。ありがたい終わり方だった」と話した。

■ 記念展、会場は深川アーカイブズホールに決定

TCTは31日、来年に迎える放送50周年の記念展について、会場を深川アーカイブズホールとし、来年4月から6月末までの開催とすることを正式発表した。既報(23日)の時点では会場・会期とも未定だったが、総集編の好評を受けて準備が加速したという。展示内容は、放送開始当時の台本の実物、出演者が実際に着用した衣装、当時の美術セットの模型に加え、鷺沼さんら当時を知る漂着一世の証言を集めた音声コーナーを新たに設けることが決まった。TCT担当者は「台本を整理する中で出てきた演出メモの中に、収容施設の場面の描き方について、当時のスタッフが相当悩んだ跡が残っていた。その悩みも含めて見せたい」と話した。

■ 「50年前の朝」を知る世代と、知らない世代

記念展の企画会議には、既報の『壁の上のルイ』第2期に出演するモデル・汀島るい(17)が、世代を超えたファンとして非公式に意見を寄せたことも明らかになった。TCT担当者は「17歳の視点から『何を見せれば今の世代に伝わるか』という助言をもらえたのは大きかった」と話す。一方、放送50年を振り返る企画としては、鷺沼さんのように「当時を知る世代」の声を集める最後の機会になるとの指摘も編集部内にある。TCTは記念展の会期中、鷺沼さんら当事者を招いたトークイベントも検討しているという。

■ 読者の声

視聴者の女性(44)は「毎週末、娘と一緒に見ていた。1975年のことをちゃんと知らない娘が、最終話を見て『これ、本当にあったことなの』と聞いてきたのが印象的だった」と話した。SNS上では、最終話の放送中から「#窓の家最終話」の言及が相次ぎ、総集編企画全体を通じて最も反応の大きい一日になったという。TCTは来年の50周年に向け、記念展のほかにも関連企画を順次発表していく方針。

■ 記念展、準備は「時間との競争」

TCT担当者は、記念展の準備について「台本の原本は紙の状態がかなり傷んでいるものもあり、展示用に複写を作る作業から始めている。当時の衣装も、保管状態の良いものとあまり良くないものが混在していて、選別に時間がかかっている」と明かした。美術セットの模型は、当時の美術スタッフの一人が私的に保管していたものが見つかり、これを修復して展示する予定という。深川アーカイブズホールの担当者は「地域の施設として、地元に縁のある番組の記念展を開けるのは光栄なこと。来春までに、来場者が実際に手で触れられる複製コーナーも用意したい」と話した。

■ 「見る側」の世代交代も進む

今回の総集編企画をきっかけに、1975年当時を直接知らない20〜30代の新規視聴者がSNS経由で流入したことも、TCT社内では話題になっているという。編成部の担当者は「50年という節目は、当事者の声を集められる最後の機会であると同時に、知らない世代に手渡す最初の機会でもある。記念展はその両方を欲張りたい」と話した。来春の記念展の詳細な展示物リストは、来月以降、公式サイトで順次公表される予定。

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深川・亀戸の各会館で。来年開催、演目名は公募予定。

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