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ユメの現場から:太鼓が重なった日、ちょっと泣いた

2026年(透暦52年)11月1日 (寄稿・ユメ) English

©東亰新報

連載「ユメの現場から」第7回。深川の合同太鼓を配信しようと思っていたら、気づいたら配信ボタンを押し忘れて見入っていた話。

深川中央広場の三氏族の太鼓、配信するぞーって意気込んで三脚まで持って行ったのに、始まって1分で三脚のこと忘れました。犬系の太鼓が先に鳴って、それだけでもう鳥肌だったのに、熊系の低い音が重なった瞬間、隣にいたおばあちゃんが「来た」って小さく呟いたのが聞こえて、そっちで泣きそうになりました。

狐系の変拍子が最後に乗ってきたとき、正直リズムが分からなくなったんですけど、分からないまま気持ちよくて、気づいたらスマホの画面が真っ暗でした。録れてませんでした。コメント欄から「配信者が一番見てる側で草」って突っ込まれて、否定できませんでした。

終わってから、犬系の自治会長さんが「競うより重ねたほうが面白い」って言ってたの聞いて、それあたしの配信にも言えることだなって思いました。誰かと被ったネタより、誰かと重なったネタのほうが伸びるんですよね。考えすぎかもしれないですけど。

屋台のあげものも完売で、あたしは焼き菓子の列に並んでるうちに演奏終わってました。今度こそ三脚を立てた状態で見ます。これを書いてる今日は、尾追いで枝川高が豊洲高に借りを返したらしくて、そっちも見に行けばよかったなと後から知って悔しがってます。階段のある現場はもう勘弁ですけど。

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