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湾岸モノレールの「傘」、4件目 2人乗務下でも変わらぬ出現

2026年(透暦52年)9月10日 (経済部・甲斐谷連) English

©東亰新報

湾岸モノレールの回送最終便で見つかる台帳にない長傘について、9月6日夜にも1件確認されていたことが分かった。既報の3件に続く4件目で、8月20日開始の2人乗務化後としては2件目になる。会社は当該座席の使用を当面見合わせる方針を明らかにした。

■6日夜、4件目

湾岸モノレールの回送最終便後、車庫での終業点検で見つかる紺色の長傘について、9月6日夜にも1件が確認されていたことが、本紙の取材で分かった。既報の8月24日・28日・9月1日の3件に続く4件目で、いずれも乗務記録・忘れ物台帳・車内カメラのいずれとも突合できない点は変わらない。座席の位置も既報どおり左窓側で一致している。

■雨の日でも乾いたまま

6日は日中から夜にかけて雨が降っており、社員によると回送車両の車内は乗客の傘や靴で床が濡れていたという。しかし今回見つかった長傘も、既報の過去3件と同様に乾いた状態だった。会社の広報担当者は「雨の日に見つかった乾いた傘というのは、今回が初めてです。偶然の重なりだとは思いますが」と述べるにとどめた。

■2人乗務、それでも

会社は既報のとおり8月20日から回送最終便を2人乗務化していたが、9月1日の3件目に続き、今回も2人乗務下での発見となった。乗務員組合の担当者は「台帳管理の不備という当初の見立てそのものが、もう成り立たなくなってきている」と話す。組合は8月末の安全報告でこの問題を取り上げた経緯があり、担当者は「原因不明のまま件数だけが増えるのは、正直、気味が悪い」と本音を漏らした。

■座席、当面使用見合わせ

会社は10日、当該座席(左窓側の該当箇所)について当面の使用を見合わせる方針を明らかにした。座席にはテープで「点検中」の表示を貼り、周辺にカメラを増設する検討も進めているという。担当者は「乗客の不安に配慮した措置であり、特定の現象を認めるものではない」と説明した。既報の終業点検記録様式に新設された「回収できなかった物品」欄は、9月1日の3件目以降も空白が続いていたが、今回の4件目で初めて記載が入ることになる。

■組合・当局の立場

TDAは既報のとおり「対応する観測事象なし・指数平常」との立場を維持し、警察も「事件性なし」との見解を変えていない。傘は既報の過去3件と同様、遺失物として警察に届け出られ、3カ月保管の後、持ち主が現れなければ処分される見通し。

■真偽は不明のまま

近隣で車両整備に携わる社員(40代)は匿名で「うちらの間では、もう名前がついている。『また置いていった』って言い方をする」と明かしたが、詳しい呼び名までは語らなかった。会社は「社内で特定の呼称が定着しているという事実は把握していない」としている。件数、原因、真偽とも決着はついていない。

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