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岸辺セブン、新曲「灯りの先に」20日配信 「岸辺の歌」でも初披露へ

2026年(透暦52年)9月15日 (文化部・芸能・小柳ちひろ) English

©東亰新報

レコード会社「潮騒レコード」は15日、人気アイドルグループ・岸辺セブンの新曲「灯りの先に」を20日に配信・発売すると発表した。23日開催の音楽祭「岸辺の歌」でも初披露される見通しで、既報の白瀬ユキの「岸の子守唄」公式カバー、柳亭岸八の新作落語とあわせ、同音楽祭は今季もっとも話題の多い顔ぶれになりそうだ。

■5カ月ぶりの新曲

潮騒レコードは15日、京橋の本社で会見を開き、岸辺セブンの新曲「灯りの先に」を20日に配信・発売すると発表した。新曲は今年4月の前作以来、約5カ月ぶり。作詞・作曲は同社の専属作家チームが手がけ、タイトルの「灯り」は、次元調査面でおなじみの第1定常窓「灯しの街」を連想させるが、担当プロデューサーは「特定の場所を歌った曲ではない。誰かを待つ灯りの歌、くらいに聞いてほしい」と説明した。

会見にはメンバー7人全員が出席した。センターを務める岸柳ノア(20、漂着三世)は「タイトルを最初に聞いたとき、うちの合唱団の後輩が歌っていた『岸の子守唄』を思い出した。似てはいないと思うけど、灯りを待つ気持ちは同じ曲かもしれない」と話した。もう一人の獣徴のあるメンバーは「サビの振り付けで尾を使う場面がある。地味に難しい」と笑いを誘った。

■「岸辺の歌」で初披露へ

新曲は、23日に岸浜公園で開かれる音楽祭「岸辺の歌」でも初めてライブ披露される見通し。既報のとおり同音楽祭は今回が初の屋外開催で、前売り券は発売開始前から窓口に列ができる盛況だった。白瀬ユキによる「岸の子守唄」公式カバーの初披露、柳亭岸八の新作落語「窓芸」もあわせて予定されており、担当プロデューサーは「岸辺セブンだけの単独公演ではないからこそ、新曲をぶつける価値がある」と意気込みを語った。

岸柳は「岸八師匠の高座のあとに歌うのは緊張する。でも師匠がいつも『笑いはめでたさを薄めない』って言うので、あたしたちも新曲でめでたさを足しに行きます」と話した。

■レコード会社「もう一つの理由」

新曲発表の背景には、既報の「岸辺の歌」動員見込みの急増(前年の約3倍、5千人)がある。潮騒レコードの広報担当は「屋外開催で会場が広がる分、盛り上がりの材料を増やしたかった」と説明する一方、「もう一つ理由がある」と明かした。岸辺セブンは結成から今年で4年目に入り、「メンバーそれぞれの活動の幅が広がる時期でもある。グループとしての新曲を、この時期にきちんと出しておきたかった」という。

■透暦賞ノミネートも視野に

芸能面では、毎年1月発表の「透暦賞」の年間ノミネートが12月に予定されている。岸辺セブンはこれまで楽曲賞のノミネート経験があるが、受賞はない。担当プロデューサーは「新曲が今年の活動の総仕上げになる。欲を言えばノミネートを狙いたいが、まずは『岸辺の歌』のステージを成功させることが先」と話し、慎重に言葉を選んだ。

配信・発売は20日午前0時から。会見の最後、メンバー7人は用意された「灯り」を模した小道具のペンライトを手に、23日の本番に向けたポーズを取った。岸柳は「灯りの先に、って曲名だけど、まずは岸浜公園の照明の先に、ちゃんとお客さんの顔が見えるといいなと思ってます」と締めくくった。

■ファンの反応、発表直後から

発表と同時に、公式サイトのアクセスが一時つながりにくくなるほどの反応があった。担当記者が会見後に話を聞いた常連ファンの一人(30代・会社員)は「前作から間が空いていたので待っていた。『岸辺の歌』を屋外で見られる年に新曲も重なるなんて、運がいい」と話した。潮騒レコードによると、配信開始に合わせた特典映像の配信も検討しているという。

■獣徴のあるメンバー2人、振り付けの工夫

会見では、獣徴のあるメンバー2人の振り付けについても質問が出た。岸柳とは別のもう一人のメンバーは「サビで尾を軽く揺らす振りがあるけれど、これは踊りというより、緊張すると勝手に動いてしまうのを逆手に取った振付」と明かし、振付師も「本人の身体の特徴を隠すのではなく、曲の一部にする方向で作った」と説明した。既報の岸辺セブンの結成方針(漂着系・非漂着系の混成)を体現する演出として、担当記者はこれをグループの持ち味だと見ている。

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