京橋の路上に麻袋状の漂着物 中身は古い織りの布地、暫定「第149系統」に登録
11日午前8時ごろ、京橋の路上で麻袋のような漂着物が見つかり、TDAが回収した。中身は古い織り方の布地の束で、世界線照合データベースの既知148系統のいずれとも同位体比が一致せず、暫定の「第149系統」として新規登録された。けが人はなく、周辺の立ち入り規制は約1時間半で解除された。
■通勤時間帯、路上に麻袋
11日午前8時ごろ、京橋の路上で通行人が麻袋のような漂着物を見つけ、TDAに届けた。現場は駅に近い生活道路で、通勤・通学の時間帯と重なったため、周辺約30メートルが一時的に規制された。中身は古い織り方の布地十数枚の束で、破損や汚損はほとんどなく、比較的状態が良いという。けが人はなく、規制は約1時間半後に解除された。
■既知148系統のいずれとも不一致
第三鑑定センターの一次分析では、布地の同位体比が世界線照合データベースに登録済みの148系統のいずれとも一致しなかった。これにより、暫定の「第149系統」として新規登録された。9月2日に登録された148系統(既報)以来、新規の系統登録となる。担当職員は「模様や織り方は、こちら側の古い手仕事にも似た部分がある。ただ、同位体比が違う以上、別の世界線由来と扱うのが手続き上の原則です」と説明した。
■用途は手掛かりなし、本鑑定は数カ月待ち
布地の用途について、現時点で手掛かりはない。次元境界管理法に基づき国庫帰属となり、本鑑定には例年どおり数カ月を要する見通し。第三鑑定センターは「危険性を示す所見は今のところない」としており、地域の生活への影響はほぼないという。
■現場の反応
現場近くで店を開ける商店主は「朝からTDAの車が来ていて驚いたが、麻袋と聞いてむしろ拍子抜けした。うちの店の在庫の方が古い織り方をしている」と苦笑した。通学中の小学生が足を止めて眺める場面もあったといい、規制線の担当者は「危なくないものだと分かると、みんなすぐ興味の方が勝つようです」と話した。
