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「岸辺の歌」前売り券、3日で完売 主催の潮騒レコード、追加公演を検討

2026年(透暦52年)9月16日 (文化部・芸能・小柳ちひろ) English

©東亰新報

13日に発売された音楽祭「岸辺の歌」(23日・岸浜公園)の前売り券が、16日までに完売したことが分かった。主催の潮騒レコードによると、初の屋外開催で動員見込みを前年の約3倍に広げたにもかかわらず、発売からわずか3日での完売。同社は当日券の扱いを含め、追加公演の可否を検討しているという。

■ 発売3日、窓口もオンラインも

既報のとおり、13日の発売開始前から窓口には長い列ができていたが、潮騒レコードによると、オンライン分・窓口分ともに16日午前までに完売した。動員見込みは一般4200円・学生2600円の券種を合わせ約5千人。前年までの屋内開催(湾岸市民会館)の3倍規模だったが、それでも需要を吸収しきれなかった形だ。窓口担当者によると、13日当日だけで例年の初日販売数の4倍近くが動き、オンライン分は発売から36時間で完売したという。

同社の担当者は「白瀬ユキさんの子守唄カバー、柳亭岸八さんの新作、そして岸辺セブンの新曲と、話題が重なった年でした。正直、ここまで一気に売れるとは見込んでいませんでした」と振り返る。既報のとおり、岸辺セブンは20日配信の新曲「灯りの先に」をこの音楽祭で初披露する予定で、動員増の一因になったとみられる。学生券を求めて窓口に並んでいた高校生の一人は「白瀬ユキさんのカバー、対訳がないまま歌われるって聞いて、どうしても現場で聞きたかった」と話した。

■ 追加公演、検討はこれから

潮騒レコードは、当日券の販売枠を縮小して立ち見・野外芝生エリアの一般開放枠を広げる案と、会場や日程の都合がつけば別日程での追加公演を実施する案の両方を検討中という。「屋外開催は今回が初めてで、収容力の見立て自体が手探りでした。岸浜公園は9月7日の漂着記念日式典でも1万人超を集めた実績がありますが、音楽祭としての運用は別物です」と担当者。決定は今週中を目指すとしている。

■ 雨天時の扱いと周辺の動き

雨天時の扱いは既報のとおり、近接の屋内施設への一部移行案が検討されており、開催可否の最終判断は23日朝に行われる見通し。潮見橋通り商店街(既報)も音楽祭にあわせた企画を検討中で、担当者は「まんじゅうだけでなく、音楽祭グッズも並べたいという店が出てきています。秋の窓の日の統一点灯のときのような賑わいを期待しています」と話した。潮騒レコードは、完売を受けてチケットの譲渡・転売防止のため、入場時の本人確認を強化する方針も明らかにした。

■ 出演者側の反応

出演が決まっている落語家・柳亭岸八は「完売と聞いて、こっちの方が緊張してきました」とコメントを寄せた。既報のとおり、柳亭岸八は新作落語「窓芸」を同音楽祭で初披露する予定で、「窓の日」の由来を一つに決めず諸説そのものを笑いの種にする構成だという。岸辺セブンの事務所も「屋外という初めての環境で、新曲を一番いい形でお届けできるよう準備を進めています」とコメント。潮騒レコードによると、当日はステージ後方に大型モニターを設置し、遠方の客席からも演者の表情が見えるようにする予定で、こうした運営面の準備も、初の屋外開催に向けて手探りが続いているという。

白瀬ユキの所属事務所も「稽古はいつもどおり、録音無しの口移し。完売したからといって、稽古の進め方を変えるつもりはありません」とコメントし、採譜者・岸浦汐の指導方針を尊重する姿勢を改めて示した。潮騒レコードの担当者は「チケットが売れたことより、当日ちゃんと届けられるかどうかの方が、今は気になっています」と話し、屋外という慣れない条件での運営に緊張感をにじませた。

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音楽祭「岸辺の歌」前売り券、発売中

初の屋外開催・岸浜公園。
主催 潮騒レコード

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